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田舎暮らしコラム

意外と大変、田舎暮らしの近所付き合いと地域への溶け込み方!!

2013-10-21T18:00:27+09:00 2013/10/21

田舎と呼ばれるような地域においては近所付き合いが欠かせません。

しかし、現代では大都会でなくても地方の中核都市でさえ、近所付き合いというものは減っていると思います。

持ち家ならともかく、アパート等の賃貸物件に暮らしているようなときはなおさらです。

何年住んでいてもとなりの人の名前や、顔さえも知らないようなことが多々あります。

それに慣れてしまうと、仕事以外での人付き合いはほとんど無くなるので、煩わしさを感じず、面倒くさいと思うことはあまりありませんので逆に気楽です。

ただその分、助け合い精神の欠如とか、人のことには干渉しなくなり、他人のことはどうでも良くなる傾向にあると思います。

結構、田舎の付き合いは濃い!!

地域の行事は頻繁にありますし、消防団や青年団、老人会、婦人会なんてのもありますから、それにも加入しなければなりません。

そして祭り!

収穫祭や夏祭り、盆踊り、体育会・運動会等は地域の一大イベントです。

場合によっては、何ヶ月前から準備しなければなりません。

その係りに選ばれると毎日のように駆り出されることになります。

お葬式や結婚式も、村人が全員参加するような地域もあると思います。

もちろんそのような地域は準備も大変で、前の日から地域の婦人会などが手伝ってくれます。・・・ただその分お返しとして、会や式が終わった後におもてなしをしなければなりませんから、それも又大変です。

しかし、人のきずなや助け合い精神は田舎に住む以上欠かすことはできません。

都会のように何でもかんでも必要なものは簡単に手に入るわけではありませんし、困ったときや不便なとき、あるいは何らかのトラブルがあったとき、それに対応するサービスが必ず受けられるというわけでもありません。

地域の人通しが助け合って生きるためには、どうしても近所付き合いはしていかなければならないのです。

今回は、移住者が地域に上手に溶け込むにはどうしたらいいのかを、少しだけ考えてみたいと思います。

わらび

 地域への溶け込み方・メニュー

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人付き合いの仕方

人付き合いの仕方、というだけでは結構アバウトなテーマですが、明らかに都会と田舎では人付き合いが違うと思います。

しかし、それを上手くこなさないと地域に溶け込むのは時間がかかると思います。

第一に必要なことは挨拶です。隣近所や町内会長等に挨拶するのは当然です。

その他に、移住したばかりのころは、知らない人だらけだと思いますが、とにかく誰に合っても積極的に挨拶したほうがいいでしょう。

移住者のほうは移住したての頃は、周りの人を知らないかもしれませんが、地域に住む人は恐らくあなたの事をある程度知っており、どんな人物なのか様子を見ている人もいると思います。

・・・何故なら、田舎は噂が広まるのが早いですから、場合によっては移住者が現地に来る前にはある程度情報が回っていると思うからです。

積極的に挨拶することで、始めてあった方へ好意的な印象を与えるのは田舎でなくても重要なことです。

周りの人との付き合いが出てくると野菜やきのこ、山菜、地魚等のおすそ分けがあると思います。

特に野菜はかなり貰う事が多いと思います。

田舎はどこも深刻な少子高齢化です。おばあちゃんが家の周りの小さな畑で野菜を作っても恐らく自分の家族だけでは食べきれないというのも要因の1つでしょう。

おすそ分けがあったら変に遠慮はしないで貰っておく事。

もし自分が欲しくないものであっても気持ちよく貰っておく位の気持ちは必要です。

その上でお返しも忘れずに!!・・・ただ、お返ししきれないときもありますし、相手は好意でしてくれている訳ですからかえって失礼にあたる事もあります。

その辺は地域の風習に沿ったり、どうしたら良いかをだれかに聞くようにしましょう。


 役回りも多いし地域の行事も多い

特に山間の田舎でなくても、ちょっとした地方都市では町内会や青年団、消防団等は普通にあります。

田舎と呼ばれるような地域に行くと、冠婚葬祭へも村の人が参加したり、手伝いをしなければならないこともあります。

各地の自治体が移住・定住促進事業として様々な移住支援を企画されていますが、その支援を受ける条件の1つとして「地域の行事に積極的に参加できる人・・・」などを掲げているところもあります。

地域の行事とは、お祭りや体育祭、バレーボール大会やゲートボール大会、草刈り、防災訓練、花見、旅行、等。そして最も多いのは、その後に行われる飲み会。

問題は若い人が少ない点です。

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いずれ田舎の若者は絶滅危惧種か保護動物に指定されるかもしれません。(笑)

過疎化の原因は今更言うまでもないのですが、とにかく田舎の住民の平均年齢は高い。

ということは、地域の役や仕事を、少ない若者がどうしてもやらなければならなくなるのです。

消防団や青年団、婦人会、いずれは氏子総代にも誘われるかも知れません。

入会すると定期的に行われる会合、飲み会、年中行事、団体旅行等に参加しなければなりません。

地域を代表する大きな祭りの時期などでは、会社を早退したり場合によっては休まなければならないようなこともあるかも知れません。

行事や役回りは地域により違いがありますが、何処に行ってもこの辺は避けては通れないことですから積極的に参加したほうがいいでしょう。

そして地域のために働けば、より信頼を得られることにも繋がると思います。


 あまり細かいことは言わない・気にしない

田舎はとかくのんびりしているとか、時間が流れるのが遅いとか表現されます。

それだけ日常生活に変化がないということなのかもしれません。

恐らく、毎日のように会う人も生まれた頃からほとんど同じ顔ぶれです。

当然のように、いつの間にかあらゆることがなあなあになってきます。

・・・「なあなあになる」とは馴れ合いとかてきとうとか妥協とかに使われる俗語です。別に悪い意味ではありません。

例えば、会合や飲み会等の時間が大幅に守られないとか、飲食物持ち込み禁止の貼紙がある日帰り温泉にタッパに入れた煮物や漬け物を持ち込めるとか、地元の商店では料金が後払いできるとか、事前に連絡をせず平気で人の家を訪ね上がり込み長居をする、等々。都会の人にとってはどれも普通のことではありません。

全ての地域に当てはまるわけではありませんが、田舎では長年の付き合いと信用の元に、結構いろいろな馴れ合いは行われていると思います。

その辺は都会とはかなり違うことがありますから、時には理不尽に感じることがあったとしてもしばらくは様子を見たほうが良いと思います。

都会の人には当たり前であっても、田舎の人にはそれが通じないこともあるでしょう。

自分が正しいことでも、あまり細かいことばかり言っていると悪い噂を立てられることにもなるかも知れませんしね・・・

ただ、余りにも自分には合わないとか耐えられないと思うときは、引っ越したほうがいいかも知れませんよ。

田舎の環境や暮らしぶり、風習等は劇的に変わるということはないと思いますから。


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