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田舎暮らしコラム

大工さんに聞いた!!中古住宅の選び方・購入のポイント・・・

2015-03-31T18:00:10+09:00 2015/03/31

田舎暮らしを夢見る人にとって最も重要な問題は結局「住まい」と「仕事」ではないかと思います。

もちろん、子育ての環境や受けられる教育水準、医療や介護・福祉、生活環境などの面も当然考慮に入れることはまちがいありません。

ただ、住居と仕事・収入がある程度決まらなければ、安定した田舎暮らしを過ごすことははっきり言って難しいと思います。

これは、特に田舎に住む場合の問題ではなく、何処に住んでも付いて回ることだと思います。

田舎と呼べるような地域は仕事にしても住まいにしても選択肢は少ない!!

そのため空き家バンク制度は今や多くの自治体で設置されていますし、就業支援にも力を入れている自治体も多く存在します。

もし、移住先で中古住宅を購入する計画がある人。あるいは空き家バンクを利用して手ごろな物件を探すことが出来た人が居るとしたら、売買契約前に必ずチェックしておいたほうが良いポイントが幾つかあります。

今回は、木造の中古住宅を選ぶ際にチェックしたいポイントを知り合いの大工さんに聞く機会がありましたので、それを簡単に紹介したいと思います。

これから田舎暮らしを実現しようと思う人にとり少しでも参考になれば幸いです。

ベタ基礎

隣の土地の樹木・枝が自分の土地に被って来た時・メニュー

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何処に注目するべきか?!

前回のページでも触れましたが、田舎暮らしを実現するためには住まいを確保する必要があります。

そのために、各地の自治体は増え行く空き家を有効活用しようと「空き家バンク」を設置しています。

中には築何十年以上も経過した民家を出来る限りリフォームし、移住希望者に満足してもらうよう整備している自治体の物件もあります。

では、中古住宅を借りる、あるいは購入しようと探す場合、何処に注目したら良いのでしょう?!

もちろん、生活の利便性や教育環境、医療機関との距離や医療内容等といったインフラ整備も必ず考えなくてはなりません。

そして価格が予算の範囲内か、築年数はどのくらいか、間取り、周辺交通事情なども当然考慮することになるでしょう。

知り合いの大工の棟梁に言われました!!

家の壁や内部構造の一部は例え穴が空いたとしても、多少は傷ついても、古くなっていても直すことはそれほど難しくない、と・・・


基礎の重要性

住宅を購入しようとする移住者の多くはある程度年配の人が多いようです。

この世代は子供も手が離れ、年金で暮らしていけるような人たちが多い。

夫婦二人が住むための家を買う場合、子供が居ないため2階建てより平屋の方が日常生活を送る上で何かと適しています。

ところが、通常の中古物件は2階建ての家がほとんど、手ごろな平屋というものはけして多く有りません。

有っても場所にしては価格が高めだったり、安いものは何処かに大きな瑕疵があったりなど、中々思うような物件が見つかりません。

建物を選ぶとき、築年数や生活の利便性、家の傷み具合、間取り、水周りなどを購入する前に見るかと思います。

しかし、それらより重要なチェックポイントは「基礎」部分です。

築年数が古い木造住宅の多くは「布基礎」と呼ばれるもので、部分的なところに鉄筋とコンクリートが流し込まれ土台を造るというもの。

これと、「ベタ基礎」というものがあります。これは地面一帯に鉄筋を敷き詰めコンクリートを流し込み強度を高めたものです。

ベタ基礎の特徴としては、地面から直接上がる湿気が当らないので本体の強度が落ちにくい。均一に力がかかるので家に歪(高低差)が起き難い。価格的にはベタ基礎のほうが高くなりますが強度・耐久年数は長くなるらしい・・・

ベタ基礎 ベタ基礎

左下は床下に貼られた発泡スチロール。この物件は築20年位ですが、基礎といい床下の断熱といい、この時代のものとしてはかなりお金がかかっているそうです。

しかも、右下の写真でも分かるように床下が高い!!

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基礎 基礎

基礎の次に重要と言っても良いのが使われている柱の太さ。

建てた年代や工法にもよるようですが、柱や土台、桁は通常平屋建ての場合3,5寸のものが使われていることが多いらしい。

しかし中には4寸角の柱を使って建てられた物件もあるようです。

4寸角の柱を全てに使われていればかなり強度も上がるため、必要であれば2階を増築することも可能だし、軽いカラーベストを瓦に葺き替えても全然問題無い、もちろん耐震性にも優れる・・・・・・平屋でこのような中古物件を見つけたときはかなりお買い得だと言われました。


庭に植えられている樹木

庭があれば普通に何らかの植木が植えられていると思います。

問題は、その樹木の根が地中の水道管などに当ってないかということ。

木が未熟なときは特に問題ないのですが、年月が経過し育つと太くなり、地中の水道管を圧迫してしまうこがあります。

そうなると、最悪の場合ヒビや割れを起こすこともあるそうです。

トラブルが起こる前に取り除いたほうが良いのですが根が太く、場所が狭いとかなり困難な作業になります。

対処法としては、それなりの業者さん(植木屋さんや便利屋さん、等)に依頼するのが一番ですがお金がかかります。

簡易的な方法としては根に小さい穴を空け除草剤の原液を注入し枯らせる、という方法もあるとのこと。

実際にやった人から聞きましたがかなり効果があったようです。・・・ただ、除草剤の原液は危険ですから取り扱いには十分な注意と知識が必要になるでしょう。

基礎・他 012 基礎・他 014


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