裾野市、「須山口登山歩道」の紅葉
2014-11-11T18:00:51+09:00 2014/11/11
須山口登山歩道は世界遺産に指定されている須山浅間神社から富士山へと続く登山道、「須山登山道」の下部遊歩道です。
須山口登山道の歴史は古く室町時代には存在していたらしい。
その後「宝永の大噴火」により登山道の一部は崩壊。
完全復興したのは安永に入ってからですが、明治時代になる東海道線の開通と共に御殿場登山口が利用されるようになり須山口からの登山者は激減していきます。
また、一部が旧陸軍演習場になってしまったことで通行することもできなくなったようです。
しかし、平成に入るとこの道は見直されたのか「須山口登山保存会」が発足します。
そして須山口浅間神社から富士宮口の6合目までの道を「須山口遊歩道」に整備されました。
今では7月1日に山開きが行われ、神社で開催される開山式には多くの登山愛好家が参加しています。
「須山口遊歩道」の入口には車で行くことも可能です。
全長1100~2980mの遊歩道が3ルート整備されており、春から秋にかけてはハイキングやピクニック、紅葉狩りなどが楽しめます。
途中には駐車場はもちろんのこと富士山のビューポイントや休憩所も設けられています。
「須山口登山歩道」の紅葉・メニュー
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須山口登山歩道の場所・アクセス
地図では下の位置。
御殿場方面から向かうと忠ちゃん牧場を越えてすぐ右折。
「水ヶ塚」方面に向かいます。
写真はクリックで拡大。
駐車場がある「富士山資料館」の前から暫く歩くと入口が見えてきます。
観光看板には遊歩道の案内やマナーやルールなどが書かれています。
遊歩道の紅葉
遊歩道入口付近の富士山は絵になりますが、ここから富士山を目指すとなると気が遠くなる道のり。
頂上までは何日かかるのだろう?!
ただ、遊歩道は整備されているし、アップダウンも無いのでかなり歩き易い。
周りはきれいに色付いた紅葉が見事でした。
見頃は10月下旬から11月中旬位まででしょう。
歩き始めて暫くすると富士山ビューポイントに休憩所が設けられています。
ただ、この日はあいにくの曇り空のため富士山はほとんど見えません。
紅葉を眺めながら進むと遊歩道の折り返し地点が見えてきます。
紅葉はBルートの折り返し地点まで、ここからは全長2980mのCルート。
帰りは川沿いの林の道を戻りながら紅葉を楽しみました。
途中に見えた建物は十里木の別荘。
ここには2地域居住はもちろんのこと永住している人も居るそうです。