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伊東市のまがり雛まつりは魔を払うお祭りだった。雛壇の起源や人形の詳細を簡単に解説

2018-03-10T21:42:26+09:00 2018/03/10

3月3日ひな祭り。

各家庭、地域では雛人形を飾り、桃の節句をしたと思いますが、伊豆では118段の雛人形が飾られるイベントを行っています。

今回はその取材内容についてと、そもそもひな祭りとはなんなのかを話たいと思います。

ひな祭りってそもそもなんなのか?起源や歴史について

3月3日はひな祭りです。

日本において、女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事。

桜や橘、桃の花など木々の飾り、雛あられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむお祭りでもあります。

そもそも、いつ頃から始まったのか歴史的には判然出来ていなくて、その起源説は複数あり、中でも平安時代の京都で、平安貴族の「遊びごと」として行われていた有益です。

この情報からも小さな御所風の御殿「屋形」をしつらえ飾ったものと考えられています。

つまりは、初めは儀式ではなく遊びで、ひな遊びがひな祭りになったわけです。

その後、ひな祭りが様々な方法で行われるようになり、平安時代には川へ紙で作った人形を流す「流し雛」、江戸時代初期には形代の名残を残す立った形の「立雛」や、座った形の「坐り雛」が作られ、これが今のひな壇の元という説もある。

そのうち飾り物としての形式と、一生の災厄をこの人形に身代りさせるという祭礼的意味合いがでてきて、武家子女など身分の高い女性の嫁入り道具の家財のひとつとしてひな壇を持つようになった。

そのため、華美で贅沢なものの扱いとなっていき、人形は精巧さを増し、十二単の装束を着せた「元禄雛」、大型の「享保雛」などが作られたが、これらは金箔張りの屏風の前に内裏の人形を並べた立派なものとなった。

しかし、享保年間からは、人々の消費を当時の幕府によって規制するため一時的に大型の雛人形が禁止されてしまい、豪華なひな壇が一時出回らなくなる。

が、規制を逆手に取り「芥子雛」と呼ばれる精巧を極めた小さな雛人形(わずか数センチの大きさ)が流行し、庶民でもある程度豪華なひな壇が持てるようになった。

現在は、規制もなくなり、業界の考案から、官女・随身・仕丁などの添え人形、雛飾りは嫁入り道具や台所の再現、内裏人形につき従う従者人形たちや小道具、御殿や壇飾りなど急速にセットが増えていきました。

ちなみに、余談ですが、江戸で製作された古今雛には原舟月(有名)などの作家ものがあり、ガラス製の玉眼も比較的早く用いられるようになりましたが、京都製には玉眼が入るのは幕末以降でした。

取材先について

今回取材に行ったのは、

佛現寺(伊東市物見が丘2-30)
時間 : 10:00~16:00、内容 : 境内へと続く階段を活かした日本一の118段飾り
備考 : 入場無料。荒天の場合は中止。駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用いただくか、市営駐車場(有料)をご利用ください。

キネマ通り・中央通り商店街交差点
時間 : 開催期間中は常時展示
内容 : 商店街通路等に雛人形を設置

東海館(観光・文化施設)
時間 : 9:00~21:00
備考 : 入館料 大人200円・小中学生100円

です。

この期間中は、3つの会場でひな祭りのスタンプラリーが行われています。

全部を回り、スタンプを押し終わると景品として、ひな祭りにちなんだお菓子がもらえます。

各イベントの詳細ホームページ

神社などで行われているイベントの紹介

ひな祭りの日に神社などでは何が行われているのか?

三島の三嶋大社で桃節句祭が行われているので行ってみました。

桃節句祭(もものせっくさい)

三嶋のひな祭りのイベント中の写真

神社などでは、3月3日は「上巳節句(じょうしのせっく)」と呼ばれていては、一般に「桃節句」と呼ばれています。

上巳節句とは、不浄の祓い、招魂の行事を指す言葉です。

現在では、桃の節句という事もあり女児の健康祈願の日として定着しています。

このお祭では、普段の榊に変えて、紅白の桃の枝を使い、巫女が八乙女の舞をします。

供物は、よもぎ、菱餅、及び、神酒には桃の花を添えて、神前にお備えします。

陶器祭の写真

この日は、陶器市場も開催していました。

様々な陶器が並んでいます。

陶器の写真

人気の陶器は、ふくろうだそうです。

ふくろうの陶器がよく目に入ります。

たぬきの陶器の写真

たぬきの陶器もあります。

盆栽の写真

陶器以外にも、盆栽などが売っていました。

今、モスガールというのが流行っていて、コケ系の盆栽がよく売れるんだそうです。

詳細ホームページの紹介

118段のひな祭り開催地の佛現寺(ぶつげんじ)

佛現寺(ぶつげんじ)は、静岡県伊東市物見が丘2-30にある日蓮宗の本山(霊跡寺院)です。

佛現寺の写真

日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では、旧本山、旧末寺と呼ばれています。

見晴らしがいい丘の写真この写真は、佛現寺から見える伊豆の風景です。

写真から見てわかるように丘にある神社なので、見晴らしがいいです。

桜の写真

まだ、さくらのシーズンではないですが桜が咲き始めています。

今日は、天気も良く暖かかったのでカメラ撮影に来た人が大勢いました。

メジロがいっぱいいて、可愛かったです。

ひな壇の写真

この写真は一番上の内裏様とお雛様です。

ひな壇の写真

屏風の後ろを見ると、ずらりと並んでいます。

ひな壇の写真

もう一度、お雛様と内裏様をみました。

あんまり派手ではないし、小型の物ですから貴族が使っていた雛人形ではないようです。

観光客の方が、「このお雛様たちは、使われなくなったものを使っていいるんだよ」と、子供に話していました。

なるほど、確かに。じゃないとこんなに揃えられません。

ひな壇の写真

この伊東市のまがり雛祭のまがりという意味は、「魔を狩る」つまりは、魔避けの効果があるそうです。

名付けの説明書きの写真

お雛様たちに、魔を吸い取ってもらえば、幸福が入ってくるようになるというわけです。

お雛様の写真

118段もありますから、五人囃子や三人官女どころではなくなっています。

小物の写真

使わなくなった、ひな壇を再利用しているのですが、すごくキレイで細かい作りになっています。

箱や棚に描かれた、桜の柄の花弁や葉っぱ一枚一枚まで、事細かに描かれています。

小物の写真

鏡までありました。

女性が嫁ぐのであれば、必需品といえるものでしょう。

この隣の棚は、洋服棚なのかもしれません。

ひな壇の写真

一段一段見ていくと、あんまり118段っていう実感が湧きませんが、下を見ながら降りていくとむしろ118段以上あるようにすら思います。

そう思い、自分でも一応数えながら降りていきました。

118段と書かれたテープの写真

最後の段の絨毯の隅に118とテープが貼られていました。

私が自分で数えながら降りた時は、125段でした。

何処かで間違えてますね。

お雛様と内裏様以外の人形の意味や名称について

ここで、少しお内裏様とお雛様以外の人形について触れたいと思います。

三人官女について

三人官女は宮中に仕える女官をあらわしていて、3体1組と基本として、二段目に配置します。

三人が手に持っているものは、「銚子(ちょうし)」「三方(さんぽう)」「長柄銚子(ながえのちょうし)」という道具で、左から、銚子というお酒を注ぐための酒器、三方は盃が乗っている台、最後の長柄銚子もお酒を注ぐための酒器ですが、銚子に対して本酌となります。

本酌というのは初めにお酒を注ぐ道具です。

つまり、銚子はおかわり用の道具というわけです。

ちなみに、真ん中の官女だけ眉無しでお歯黒をしている場合が基本となっていて、既婚者(もしくは、女官は独身のため年長者)であるためです。

三人の中でリーダー的存在であることの意味も表しています。

五人囃子(ごにんばやし)について

楽器を奏でる五人の楽人をあらわし、三段目に配置。

向かって右から、謡(うたい)、笛(ふえ)、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、そして太鼓(たいこ)の順であり、右から楽器が小さい順番に並んでいます。

これは、能を表していて、五人囃子のはやしというのは「はやし立てる」今時でいう盛り上げ役に位置するわけです。

随身(ずいじん、ずいしん)について

四段目に配置。

一般的に、右大臣と左大臣と呼ばれ、お内裏様の身辺警護、護衛をする存在です。

左大臣が白く長い髭の年配者で、右大臣が若者です。

どちらの位が高いかというと、左大臣です。

仕丁(しちょう)について

従者と護衛(あるいは衛士)をあらわし、通常3人1組の人形を五段目に配置。

道具は、日傘をかざしてお供する係、殿の履物をお預かりする係、雨をよける丸い笠(かさ)を竿(さお)の先にのせてお供する係を分担している。

名称は、立傘(たてがさ)、沓台(くつだい)、台笠(だいがさ)。

ひな壇の中で、唯一の庶民であり、無報酬で働いている者。

伊豆の市役所のひな壇

118段のひな壇がある佛現寺の隣に、伊東市の市役所があり、そこでも階段雛が飾られています。

市役所の写真

この日は、無料開放になっていて受付等の手続きも何もなく、入れます。

お雛様の写真

118段ほどではないですが、それでも圧巻というか、迫力があります。

お雛様の写真

むしろ、視界に入るぐらいで大きな規模のひな壇のほうが、118段より迫力がある気がしてきます。

ちなみに階段27段で、約370体のおひなさまと雛具を豪華に展示しています。

市民グループ「伊東百人会」及び「雅の会」が、市民から家庭で眠っているひな人形や雛具の寄付を受け、手製の敷布とともに飾り付けているそうです。

この行いは伊豆市の新聞にも取り上げられたことがあります。

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東海館の中のお雛様展

次は、東海館の雛店に行ってきました。

東海館の入り口写真

東海館は、伊東市内で有名であり、歴史ある元旅館です。

今は、館内の見学と日帰りの温泉、喫茶店を運営しています。

詳しい情報は、伊東の東海館記事を参照ください。

お雛様の写真

入り口に、小さなひな壇がありました。

これは、変わり雛の展示。

雛人形の変わりに、なにかを雛人形に見立てて飾ってあります。

お雛様の写真

東海館の3階がひな祭りの展示となっています。

お雛様の写真

ここはもともと、宴会用の広間で、日頃は当時の芸者の様子を模した人形などが飾ってあります。

お雛様の写真

118段のひな壇や市役所のひな壇に比べると、迫力とかインパクトは印象に残らない展示になりますが、室内であることと、背景がいい塩梅になって、上品な展示になっています。

私はこっちのほうが好きです。

詳細ホームページの紹介

ラストは商店街のお雛様 街かど雛かざり

最後は、伊東市のキネマ通り・中央通り商店街交差点の展示に向かいます。

お雛様の写真

商店街の真中に普通のひな壇が飾ってあるのですが、一個ずつ服や飾りが少し違うので、様々なひな壇を楽しめます。

お雛様の写真

このひな壇の三人官女の真ん中は倒れやすいらしく、両側の官女に糸をつけて倒れないようになっています。

お雛様の写真

下のひな壇と最初に見た、ひな壇なんですが、一見同じに見えますがよくみると違います。

お雛様の写真

こちらのひな壇には最後の段の牛車の間に重箱のような箱があります。

予想ですが、たぶんこちらの方が位の高い人のひな壇なんでしょう。

こういう、一見して同じに見ても小物の数が違ったり、面白い発見がありました。

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