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家庭菜園・野菜作り

新鮮なトマトは美肌効果が絶大!プランターで簡単美味しい可愛いトマトの栽培方法

2017-06-20T17:54:22+09:00 2017/06/20

プランターでの家庭菜園記事で夏野菜の例にトマトの事をあげました。
その際に触り程度で、あまり詳しく書きませんでしたので、今回はトマトをメインにした記事にしました。

前回の記事ではゴーヤとトウモロコシ、シソの鉢植えを紹介しましたが、トマトも私は育てています。
何年くらい育てているかはわかりませんが、毎年トマトは必ず育てています。
育て始めたきっかけは、とある漫画からです。

ジョジョの奇妙な冒険とい漫画の作者、荒木飛呂彦さんが、コミックの見開きのカバーの作者からのコメントコーナーで、家庭菜園の話を載せていたのですが、特にトマトの事についてこう書かれていました。

最近ベランダで家庭菜園を始めたんだけど、すごい。
何がすごいって香りがすごい。トマトの青臭さがたまらなくていい。

荒木さんは、石仮面をつけたことがあるんじゃないか?と噂されるほど、若々しいお姿で何年も見た目に変化が無いことで有名です。

これはもしかしたら石仮面、じゃなくてトマトの効果かもしれない。

そう思ってからずっと、家庭菜園をする時はトマトは必ず育ててます。
結果、若返っているかはわかりませんが、病気には強くなりました。
ここ数年風邪をひかなくなりました。
あと、ニキビや吹き出物も減りましたし、化粧ノリも良くなった気がします。

トマトは見た目も可愛くて、赤い実が庭を飾ってくれて、何より匂いがいいです。
青臭さが気分転換にもあるし、癒やしてくれます。

育てたトマトからはスーパーのトマトとは、比べ物にならない自然の香りを体験できます。
何故スーパーのトマトはあんなにも匂いがしないのか不思議に感じるくらい。

それともちろん、食感も抜群にいいです。
皆さんは、トマトが嫌いな人がどうして嫌いか聞いたことありますか?
理由は人様々ですが、その中に舌にザラザラするとか、皮が嫌いというのがあります。

ざらざらすると言うのは、大粒のトマトによくある傾向です。
プチトマトは果肉自体が少ないのであまりそういう事はありません。

このざらつきなんですが、育てた採れたてのトマトだとあまり無いんです。
何故ないのか、調べたりもしたんですが明確な理由はわかりませんでした。
ただ、ちょっと高いトマトと家庭菜園で育てたトマトはこのザラつきがあまり無いことは、私の独自の研究といいますか、生活の中でわかりました。

安いトマトというと言い方が良くないですが、つまりはそうです。
安いトマトは、舌のザラつきがあるんですが、高いトマトは少ない。

一袋4個入りで298円で売られているざらつく可能性があるトマトを食べるより、少しお値段は張りますが、3個で500円の美味しいトマトを食べるほうが幸せになると思います。
そして、そんなクオリティの高いトマトが家庭菜園でしたら安価に作ることが可能なんです。
98円の苗で、1週間に2〜3個のトマトが収穫できます。
つまり、1ヶ月で2000円のトマトが食べれてしまうというわけです。
どっちがお得でしょうか?

価値観や使用頻度にもよりますが、私は後者の方がお得に思えます。
では、私のトマトに関する前置きはここまでにして実際にどれくらいで育つのか、成分やスーパーに売っているトマトの良し悪しの見分け方などを紹介していきます。

1、成分や効能

トマトの成分は、リコピン・ビタミンC・β-カテロン・カリウム・ルチン。
ざっくりですが、5個の成分に分ける事ができます。

この中でトマトが、他の野菜より最も多く持っている成分はβ-カテロンです。
このβ-カテロンは、ビタミンAになるもので免疫を高めてくれる効果があります。

髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る役割もあると言われています。
また、リコピンもトマトに多く含まれており、このリコピンはトマトの赤い色の元です。

リコピンはカロテンの一種で、有害な活性酸素の働きを抑える抗酸化作用もあり。ガンや動脈硬化の予防にもなります。
簡単にいうと、血液をさらさらにしてくれます。
また、美肌作用のあるビタミンC、さらに血液を強化するカリウム、ルチンも入っています。
ビタミンCは、疲労効果もあるので栄養価が高い野菜です。
以上が、成分と効能です。

2、苗選び

苗なんてどれも同じで、肥料や土されよければ育ってくれると思っている方が多いと思いますが、いい苗を選んでおけば高い土やたくさんの肥料を使わなくても育てる事が可能になります。

逆に、あまりいい苗でない場合はすぐに病気や枯れてしまって買い直したり、なかなか育たなくて、肥料をたくさん使うことになったり、最悪スーパーで売ってる野菜を買ったほうが安いという事になったりします。
なので、そうならない為にもしっかりと見極めて買いましょう。

苗選びの一番最初にやることは、苗が一番多く売買されている場所に行く事です。
一番はこれが大事と言っていいくらいです。

長年家庭菜園をやっている方などは、早々にいい苗を買っていきます。
なので、そうこうしているうちに選べるほど苗が残っていなかった、なんて事になったら見極める知識があっても意味がもありません。

苗は100円代から高いもので400円くらいのものまで様々です。
安いから育たないとか、高いから美味しい実がなるという事でもありませんが、高いのには高いなりの理由があります。

理由は様々ですが大体が接ぎ木苗という、特定のトマトに他の種類のトマトを接ぎ木したものです。
こうすると、病気に耐性ができ、たくさん実がなるトマトができたりします。
良いトマトを作らないといけない理由や、今年の夏は大量にトマトが食べたいという理由でもないかぎり普通の100円台の苗で大丈夫です。

では、苗選びのポイントを話します。
まず、花や蕾はついているか見ましょう。

花や蕾が無い苗はやめておきましょう。
成長が遅いという事なので。

次に葉の色が濃くて、茎が太く真っ直ぐで節間は狭いか。
葉の色が濃いのがいいというのは、知識がない方でもわかっている事だと思います。
なんとなく葉が黄色くなっている野菜や、苗は腐っていたり、病気になっている事を連想させます。

茎が太くて真っ直ぐというのは、パッと見でわかるものもありますが、妥協せずによりまっすぐで太いものを選び抜きましょう。

ゆっくり見て3つの苗の中で1番太いのはどれか?と考えながら、見比べるとわかりやすいです。
そうして、1個選んだらまた他の苗と比べる。

これを繰り返していけば1番太くて、真っ直ぐの節間が狭い苗が選べると思います。

図は悪い苗と、良い苗を比較したイラストです。
右が悪い苗、左が良い苗のイラスト。

そして最後に、本葉が7枚以上のついているか。
本葉というは、種を芽生え2枚の双葉が出ます次に出る葉の事で、これが7枚ない苗は蕾もついてない場合が多いです。
以上が苗選びのコツとポイントです。

3、育て方

植え付けは、気温が上がってきてからが最適です。
もともと暑い地方の野菜なので、寒い時期に植えるとそのまま弱って枯れたりしてしまいます。
時期は4月下旬〜5月下旬が一番いいです。

植え付けが終わったら場所です。
ジメジメしていなくて、強い光があたり、雨が降っても雨除けが出来る場所がベストです。
無くても、最低限日光とジメジメさえなければ大丈夫です。

場所が確保できたら育て方ですが、最初の頃は土に根がまだ根付いていない状態ですので、たっぷり水を毎日あげてください。
2週間ほどたったら、根が土につくので大丈夫です。
そのあとは、あまり水をあげないで下さい。

実はこのあとが難しい所で、あまり水をあげすぎず乾燥させる事になります。
表面の土だけ見ていると乾燥しているようにみえても、割り箸で土にさしてみると、土が割り箸についたりします。
これはまだ、湿っているということなので水を与えないでください。

水を与えない理由は、そのほうがトマトの甘味が増すからです。
水を毎日与えても、日光さえ当たっていれば育つには育ちますが、甘みがイマイチだったりします。
どうしてこういう現象がおこるかと言うと、水をあげすぎると実に水分が増えて甘みが薄まってしまうからです。
私も最初の頃は、毎日水をあげてみずみずしさしかないトマト育てる羽目になりました。

苗が立てた支柱の高さまで伸びてきたら摘芯をします。
摘芯とは、一定の大きさに成長した植物の枝、芽、つるの先端を取ることです。
画像の赤い切り取り線のところを取ります。
トマトの苗のイラスト。先端に赤い切り取り線がある
摘芯は実を大きくする効果と実に栄養がいくようにしてくれ、おいしい実をつけてくれます。
次に脇芽を摘みます。
赤い点線のところをとります。
脇芽の拡大イラスト。枝の生え際から芽が出てる。
葉の付け根から芽が生えてきますのでこれは必ず取ってください。
取らないと栄養が分散されて実が大きく育たなくなったり、花の付きが悪くなったりします。

水やりの時などにチェックして5〜7センチ以上に伸びる前に摘むようにして下さい。
もし、トマトのわき芽を取りわすれて大きくなってしまった場合は、素手取らずにハサミで切って下さい。

小さい時は手で捻るように取っても大丈夫ですが、大きくなってから取ると、茎の皮が剥けてしまって、そこから病気になったりする危険性が出てきます。なので、ハサミで必ず切って下さい。

切った芽は、別の鉢やプランターなどに土を入れて挿しておくとそのまま育つ事があります。
成功率は割りと高いと言われていますが、私は5分の1くらいの確率でしか育ちませんでした。
ですが、成功すれば1個の苗からもう1個苗を買った事になり、よりたくさんのトマトを取ることが出来ますので、チャレンジしてみる価値はあります。

苗をつけて、すぐにアブラムシが付くことがあります。
放っておくとあっという間に増えてしまうので、見つけたら早急に対処して下さい。
セロハンテープを使って、図のように行うとやりやすいです。
セロハンテープを指輪のようにして、指にはめて苗の茎についたアブラムシをとっているイラスト。
また、なるべく触れたくないという方は、絵の具の筆でアブラムシを払い落とす事も出来るのでおすすめです。

乾燥させすぎると、ハダニが発生する事があります。
なので、ハダニが発生したら霧吹きで葉の表面や裏に水をつけて下さい。
但し、やりすぎると葉が湿度で腐る可能性がありますので注意してください。

以上の育て方をまとめると、最初2週間は水をいっぱいあげるがその後は土が乾いた時程度の頻度、芽摘や摘芽は必ず行う、害虫がついたらすぐに対処する。
この3つに気をつければ枯れたり実がならないなんてことは無いと思います。

4、良いトマトの見分け方

育てたトマトもおいしいですが、スーパーにあるトマトもおいしいものは美味しいです。
なので、鮮度や質の良いトマトの見分け方について説明します。

まずは、ヘタを見ること。
ヘタが緑色で、いきいきしているものほど新鮮です。
なので、黄色や黄緑色のものは避けましょう。

実の見た目や表面を見る時は、全体が固くしまっていて丸みがあるものがよいです。
角ばっているものは中身が空洞の状態が多いです。

次に持った時に重みがあるものは、中身もぎっしり詰まっていて、甘みもありおいしい味のトマトの事が多いです。
重いといことは、水分が多いとい事も可能性的にはありますが、水分が多いトマトは表面がすぐに柔らかくなってしまって痛むのが早いです。
なので、重みがあるトマトは硬さも触って確かめましょう。

ヘタ近くにひび割れがあるのもよくありません。
これは、味が良くない可能性が高いです。
また上記の事は問題ないけど、青みが残っているものだった場合には温室に置いておけば赤くなるので、青いからといって食べれないと判断しないで下さい。
トマトのイラスト。丸い熟したトマトと、輪切りにされたトマト。
以上がお店やスーパーでトマトを選ぶときのコツです。

最後に、スーパーやお店の人は良いトマトをお客様に提供したくて、農家から取り寄せてお店に出しています。
ですが、トラックやダンボールに積められて傷んでしまったり、店内での品出しの最中に下に埋もれてしまって傷んでしまった等様々です。
つまり、遠いところから来たトマトが、痛むのは必然です。
むしろ痛まないほうが不自然です。

その中から、出来る限り良いトマトを選んで食べることがお店の人たちや農家の人たちにとっても本懐であり、気持ちを受け取る事につながるのではと私は思います。

家庭菜園を出来ない忙しい人や、場所が確保出来ない人のためにわざわざ遠いところから仕入れているんです。

商売だから売っているだけの気持ちではないんだと私は考えます。

例えばですが、出来る限り鮮度の高い美味しいトマトを食べたら健康にも繋がって、前より体が動けるようになった、疲労がなくなったとなって、家庭菜園が出来るようになったりする可能性もなくは無いです。

毎日コンビニのお弁当やお菓子ばかり食べている人は、たまにはスーパーやホームセンターに行って野菜を買ったり、苗を育てたりしてみたりするのもいい気分転換になると思います。

それにもしかしたら、何年も変わらないお姿ですねと言われるかもしれません。

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