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家庭菜園・野菜作り

プランターで白菜を育てるときに家の中と外の2パターンで成長の違いを実験してみた

2017-09-23T19:57:49+09:00 2017/09/23

前回の冬野菜の準備の記事で、紹介した白菜について話します。

実は去年白菜を栽培に失敗し、収穫が全くできませんでした。

これが失敗した白菜の写真です。

白菜の写真

白菜の写真

見てわかるように、とても収穫できる状態ではありません。

こうなった理由は、私の安易な考えの結果です。

植えたのが、10月の終わりで寒くなってきたから、虫なんていないだろうと思い何にも予防策をしなかったんです。

皆さんも安易な考えはしないほうがいいです。

なので、今回はしっかり防虫対策を行う事と、実験も同時進行で行おうと思っています。

実験というのは、室内で育てる場合と外で育てた場合の生育するかというものです。

なので、4株購入し、2株づつ移動がしやすいようにプランターに植えて栽培します。

プランターに入れられた白菜の苗。

外においた白菜は、最初は害虫ネットをせずに様子をみます。

そして、虫が食いだしてきたら、ネットをして変化をみたいと思っています。

ネットをしても、被害がかわらないようだったら、家の中で育てる予定です。

家の中で育てる白菜は、特にこれといって何もしません。

たぶん、虫はつかないし、鳥にも食べられる事はないでしょうから、外との比較用だけといった感じになるでしょう。

では、白菜を育てるにあたって、それなりの知識が必要です。

苗の選び方、育て方などを説明します。

白菜について

白菜はだいたい極早生で、タネまきから収穫までが50~60日くらいです。

さらに、最近はプランター用の小型品種も充実しています。

ミニ白菜、プランター用、探してみるとよいでしょう。

白菜の春播きは害虫や病気の被害が多く結球も難しいので、初めての方は簡単な秋植えからチャレンジするのがおすすめです。

白菜にはビタミンB・C、カルシウム・カリウムを多く含み浄血効果があると言われています。

鍋の具はもちろん、煮物や炒め物・漬物にしたりと野菜が不足する冬場に重宝する野菜です。

 

苗選び

白菜の苗選びで気をつける事は、本葉の枚数です。

本葉が多いほどよくないんです。

本葉は4~5枚までの幼い苗を選びましょう。

また、ホームセンターで売っている白菜の幼い苗には、アオムシの卵や小さな幼虫がよく付いています。

なので、葉の裏などをよくみて選びましょう。

育て方

注意すること

先に注意する事から話ます。

白菜の外葉の黄色いものや害虫被害に遭った傷んだ葉は早いうちに摘み取ってしましょう。

白菜の傷んだ葉を切り取らずにそのまま放置してしまうと、病気が発生する原因となり、他の株に蔓延してしまう可能性があるので注意しましょう。

また、12月に入り霜が降りると、寒さでハクサイが傷んでしまいます。

冬を越す場合は、結球部分を外皮で包み込むように、上部を紐で縛っておきます。

そうすることで、中の白菜が凍って腐るのを防ぐことができます。

うまくいくと、2月頃までこれで白菜を畑に置いとくことが可能です。

朝と夕に二回ですが、あまりあげると根腐りします。

ので、晴れてる日に土を見て乾燥していたらあげるのがベストです。

冬は、気温が低いため、夜遅くに水を上げると凍ってしまい、根が傷んでしまいます。

肥料

白菜は元肥を十分に与えましょう。

元肥というのは、苗を植え付ける前に土に入れておく肥料の事です。

そのあとは、追肥は、定植後に3回行います。

定植から2週間後に1回、除草を兼ねてあげましょう。

その3週間後に2回目、さらに3週間後に3回目の追肥を行います。

肥料切れにならないよう注意しながら栽培すれば、結球がはじまります。

ハクサイは外葉が大きくならないと球になりません。

なので、こまめに追肥して外葉を十分に育てます

成長して、球状になったあとは、約3g与えるようにします。

といっても、ピンとこないかと思います。

大さじ1杯の半分程度と思ってください。

土寄せ

白菜は土寄せをしないと苗が倒れてしまいます。

なので、雨が降った後や水やり後に土が流れてしまった時は土寄せをしっかりと行うようにしましょう。

白菜は株元の土寄せをしっかり行う事で、結球時期の株をより安定させることが出来ます。

ただし、白菜は結球が始まった後は、株間の細根を傷つけるので土寄せは行わないようにしましょう。

害虫

秋植えの場合は、虫が少ないのであまり関係ありませんが、知っていて損はないので記載しておきます。

発生しやすい害虫は、アオムシ・ヨトウムシ・アブラムシ類・ハイマダラノメイガ・ダイコンハムシ・タマナンキンウワバ・コナガです。

特に、春はアオムシ、アブラムシが多いです。

毎日苗を観察することが大切で、「葉に穴があいていないか」「食いちぎられた葉がないか」を、こまめにチェックしましょう。

早期発見を心掛れば被害を最小限に食い止めることが可能です。

病気

白菜に発生しやすい病気は、菌核病・尻腐病・軟腐病・黄化病・根こぶ病などです。

原因は、主に加湿によるものです。

水やり頻度は1回あたりを少なめにして土の表面が乾いた時に与えるようにしましょう。

特にプランターや大鉢で白菜を育てる時は、プランターの底に鉢底石や発泡スチロールを敷き詰めて排水対策をしっかりと行うことが成功への鍵です。

白菜は気温が高いと病気が発生しやすくなるので、植え付け時期を出来る限り遅くするのも病気の対策になります。

そういう点からも、秋や夏の終わりなどの気温が下がってきてから育てるのがいいとも思われます。

成長中にが食害に遭うと、それ以上の生育が止まり結球しなくなってしまうので、結球が始まった頃の害虫チェックは必ず行いましょう。

 

収穫

白菜を収穫する時は、結球部を斜めに倒して外葉と一緒に株の根元をナイフで切り取って収穫します。

外の固い葉は株を切り取ってから切り取るのがコツです。

収穫した白菜はそのままだとすぐに傷んでしまいますが、新聞紙などで包んで温度変化の少ない冷暗所で保管しておけば鮮度が長持ちします。

比較結果

まだ、収穫までは育っていませんが、現在の状況でだいぶ差が出てきたので話ます。

まず、写真を見てください。

これは外においた白菜です。

白菜の写真

葉がもう虫に食べられています。

大体、2週間以内にこうなりました。

虫に食べられた部分、葉が破れている部分を取り除いて、網をかぶせたいと思います。

網は、骨組みがないとだめです。

なので、骨組みも買わないといけないのですが、なにぶん手間がかかります。

私は、朝顔用の支柱を横にして骨組み代わりにしています。

朝顔の支柱を横にしてプランターにつけた写真

こんな感じです。

そして、この上から網をかぶせます。

ネットを被せた写真

なかなかいい感じの形なってくれます。

あまったネットの部分は、まとめて洗濯バサミでとめてあります。

ネットは、ホームセンターの、菜園コーナーにあります。

コーナーには、色んなネットが売っていますが、大体大きいサイズのものです。

一番小さくても、プランター栽培には大きいので、それを半分に切って使うことをおすすめします。

では、室内の白菜はというと、全く虫の被害にあっていません。

 

若干、小さいムカデに食べられていましたが、見つけるたびに駆除していくうちにみなくなりました。

室内の白菜の写真

受け皿に虫がういている写真

ですが、問題があります。

それは、全く成長しないということです。

外の白菜の写真と比較すれば一目瞭然です。

これが外。

外の白菜の写真そして、これが室内の白菜。
室内の白菜の写真
太陽も当たっているし、空気の循環も悪くないのに、なぜでしょう。

枯れないのはいいことなのですが、成長しないのも困ります。

とりあえず、土寄せを行って、追肥などを行い長い目でみていこうと思っています。

室内の白菜に土寄せした写真

生育を測ってみました。

室内のが、大体10センチです。

白菜を物差しで測っている写真

そして外のは、だいたい15センチでした。

白菜を物差しで測っている写真

2週間で、5センチの差です。

ちなみに、買ってきた当初は7センチほどでした。

この2つの場合から見てわかった事は、室内で育てる事のメリットは虫の被害に全く合わないという事です。

デメリットは、成長がすごく遅いという事です。

やはり、外のほうが植物はよく育つようですね。

ガラス越しの日差しでは、光合成がうまくできないのかもしれません。

このまま、2つの白菜を移動させずに育てていこうと思っています。

収穫できても、できなくても、何かわかるかもしれないので。

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