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家庭菜園・野菜作り

プランター栽培、畑の根腐れ対策と台風などの強風対策 ナメクジ対策にはビールが有効

2019-07-08T23:00:47+09:00 2019/07/08

6月と7月は梅雨の時期です。

この時期は、台風や雨、豪雨が多く、作物への強風対策や根腐れ対策がしっかり行わないと夏の収穫に響きます。

ベランダでプランター栽培をしている場合の強風対策、畑の強風対策、雨が多い日の根腐れや被害への対策について紹介します。

ベランダーでのプランター栽培と畑での強風対策について

ベランダーでの強風対策

支柱

支柱しっかり固定しましょう。

プランターに支柱を固定する穴がついているものがあるのでそれを使うとかなり楽で、台風の日でも安心です。

紐で固定する、結束バンドなどで固定する。

固定のしかたは、ベランダの柵に縛るのがおすすめです。

プランターを移動

鉢やプランターが動かせるので、室内などに移動させるのもおすすめです。

また、ベランダの端に密集させて固定させるというのもあります。

この場合、大きいプランターなどはキャスター付きの台座を予め付属させておくと移動が楽です。

ビニルキャップを被せる

野菜の苗が小さい時はビニルキャップなどを被せて苗を守りましょう。

この時、キャップが強風で飛ばされないように、プランターにしっかり固定しておくのを忘れないようにします。

ブロックなど重りで固定

プランターをブロックで囲って倒れないようにします。

この方法は、広い場所でプランター栽培にをしているかたにおすすめです。

畑ので強風対策

防風ネット

防風ネットで畑を囲って風よけをします。

網目状でも効果があり、風が通過するときに風力が軽減され、苗への負担が減ります。

ただ、防風ネット使う際は、風が通過するときにかなりの抵抗がかかるので、支柱をしっかりさせ、できるだけ深く埋めましょう。

土寄せをしよう

ネギやブロッコリーなどの野菜は、台風の強風で曲がったり、折れたりして、その後に生育に大きく影響します。

土寄せはしっかり行いましょう。

支柱を立てて野菜を固定しよう

トウモロコシなどの丈の高い野菜は、太い支柱を立てて、倒れないように紐で固定します。

または、数株をまとめて縛るのも有効です。

収穫しておこう

夏の初めくらいから収穫ができるナスやトマト、キュウリなどの野菜は、早めに収穫しておくことをおすすめします。

支柱の補強をしよう

作物に立てている支柱を、結束点で縛り直したり、支柱を追加するなどして強度を高めて起きましょう。

また、紐を張って土にプラ杭などを打ち込んで縛るなどの補強もあります。

補強のイラスト

台風や強風、豪雨が去った後の修復について

台風が去ったら

台風が過ぎた後は、まずは見回りに行きましょう。

修復は、土がある程度乾くまで待ち、必要なものなどを揃えて置くことがおすすめです。

ただ、畑に水が溜まっていた場合が、すぐに溝を掘って排水をしましょう。

倒れた株を立て直そう

台風の強風で株が倒れてしまっても、ほとんどの野菜は、次の日には自力で起き上がります。

無理に起こそうとすると、折ってしまったり、根を傷めることがあるので、しばらくは自力で起き上がるのを待ちましょう。

自力で起き上がれないと判断した場合は、土がある程度乾いた後、起こして元に戻します。

元に戻したら、株元に土寄せをして株をまっすぐにします。

傷ついた株を除去しよう

台風の後は湿度が高く、病気が発生しやすくなります。

台風で傷ついた葉や茎から病原菌が入って病気になり、あっという間に蔓延することもあります。

病気予防のために収穫前日数に注意して薬剤を散布するか、もしくは傷のついた株は早めに除去しましょう。

雑草の処理

長い間雨が続き、畑の手入れをしないでいると雑草が増えます。

台風が去ったあと畑に行く場合は、雑草処理をすることを頭に入れて道具をもっていくといいかもしれません。

実に傷ができたら

ナスやトマトなどは実が葉や茎に擦れると傷がつき、台風にあえば傷だらけになります。

台風が来る前に収穫してしまうのが無難ですが、もし台風で傷がついてしまっても、味に問題はないので食べることは可能です。

梅雨の時期の根腐れ対策や注意することについて

プランター栽培や鉢植えで梅雨前からできる根腐れ対策

密植は避ける

植物は梅雨時から一気に生長を始めます。植えつけたときには離して植えていたつもりでも、株が大きくなって葉が茂り、風通しが悪くなります。

葉が混みすぎたところは間引きをしたり、枯れ始めの下葉は取ってしまいましょう。

苗を植えるときは、深植えしすぎない

深植えをして根が深くなるということは、それだけ植物が水浸しの時間が長いことになります。

浅すぎず深すぎず植えましょう。

屋根の下に置ききれない場合は台の上に

鉢の下を風が通れるように、棚やすのこ、レンガの上などに置きましょう。

また、風通しをよくする事でナメクジや害虫の被害を減らしたり、蒸れを防いで通気性が良くなります。

鉢皿は置かない

梅雨の時期は、鉢皿は絶対に使わないようにしてください。

雨が降って鉢皿に水が溜まり、窒息状態になります。

ナメクジ対策

雨の時期はナメクジがよく発生します。

大事な作物を荒らすので、見つけ次第駆除するか薬を散布するなどの対策をしっかりしましょう。

余談ですが、ナメクジは、ビールの匂いが好きです。

5センチ以上ある浅い器、またはビールの缶にビールを2センチ以上入れ、畑やベランダに置いておきます。

すると匂いにつられたナメクジがどんどん集まっていき、ビールの中に集まります。

そこへ熱湯や塩をかけて退治する方法があります。

根腐れを判断するポイント

以下のような状態のとき根腐れが起きている可能性があります。

  • 土表面が土に湿っている
  • 受け皿に常に水が溜まっている
  • 土表面に飾り石などを敷き詰めている
  • 鉢カバーで水がどのくらい浸水したかが見えない
  • 毎日水やりをしている
  • 表面に苔やカビが生えている 、または腐った匂いがする

多湿など以外の原因で根腐れが起きる場合

嫌気性菌の増殖

酸素不足が続いたり、根が傷ついた状態で植え替えられたり汚染された土を使っていると、嫌気性菌が増殖して根っこを侵食し、根腐れを引き起こす場合があります。

根腐れの治療方法や予防法はあるの?

根腐れの対処法

根腐れを起こしてしまった根は、元に戻らないことが多いので、ハサミなどでカットして取り除きます。

株全体のバランスを見ながら、弱った地上部の葉や枝も適度に切り落とす必要があります。

また、鉢替え土の入れ替えも効果的です。

冬場の根腐れは復活不可能!?

根腐れを起こした場合は、腐った根をカットし、赤玉土のような栄養がなく、菌類も寄りつかない土で植え直す必要があります。

培養土のように栄養が豊富な土は避けましょう。

ただ、春から秋口の成長期であれば、再生する可能性もありますが、冬場に根腐れをした場合は上記の対応をしても改善・復活しない場合がほとんどなので、水のあげ過ぎには注意しましょう。

畑の栽培の梅雨前からできる根腐れ対策

藁を敷く

 藁は、乾燥予防と同時に、余計な水分が入り込むのを防ぎ、排水を促す効果もあります。

 

高畝(タカウネ)

大雨で野菜が長く水に浸かってしまうと、根が腐って枯れたり、病気が発生します。

畝を高くし水はけの良くして、野菜が水に浸からないようにしましょう。

株間をあける

トマト、ナス、キュウリなどの栽培方法に書いてある株間よりも少し広くあけるのも効果があります。

土の下に石を敷き詰める

畑の下はかなり大きな穴を空け、掘り出した石を入れると破水性が良くなります。

この方法は即席では出来ません。

ただ、新しく土地を開拓する場合などには有効的です。

根腐れ防止剤

ホームセンターなどで売っている根腐れ防止の薬を使うのも効果的です。

また、専門的な事になりますが「珪酸塩白土」という白い粘土があり、不良ガスや不純イオンを吸着する作用があります。また、ミネラルを豊富に含んでいることから、老廃物のたまった土の状態を改善することができ、根腐れにも効果があります。

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