種まきから大根を栽培 間引きのタイミングを漫画で解説 間引いた貝割れを料理に使う
2017-11-26T21:25:42+09:00 2017/11/26
冬といえば大根です。
おでんや鍋、煮物などなど美味しく食べれる冬の野菜の一つです。
今回、その大根を育ててみたのですが、うまく育っていません。
今年は、天候が良くなく、作物がうまく育ちません。
地球温暖化の影響なのか、それとも今年はそういう季節なだけなのか。
個人的には、天候が良くないというより、季節感がずれているような気がします。
うまくいっていない大根の栽培ですが、調べていた事と自分の栽培方法、天候の関係性を照らし合わせて、何が原因か特定できたらしたいと思っています。
うまく育っていないというのは、まだ枯れていないので、収穫できる可能性はあると思います。
プランター栽培と畑の栽培方法の2つを載せておきます。
前知識
まず初めに、栽培前にある程度の栽培知識を頭にいれておきます。
この時点では、ある程度の知識でいいと思います。
植え替えについての話からします。
大根は、ポットからの植え替えが出来ないので、畑に直に種を蒔いて育てる野菜です。
根っこを食べるタイプの野菜は、総じてポット栽培はおすすめではないです。
蒔く時期
秋まきと春まきが出来ますが、害虫被害が少ない秋播きがどちらかと言うと簡単で育てやすくおすすめだそうです。
ちなみに、秋でも春でもない場合は、種を蒔く時期に合った品種を選ぶことが大切です。
大根の特徴
生育適温度は17~20℃、生育初期は0℃~35℃までと低温には強く、冷涼な気候を好む野菜です。
直根性の野菜で移植を嫌うので、種は畑に蒔いて育てましょう。
もし、プランターや鉢で栽培する時は、根が小さいミニ種がおススメです。
根が地中深くまで成長するので、通気性と排水性、保水性に優れた土で育てると良いです。
土を作るのが、難しい方はホームセンターなどに売っている、野菜用の土に大根が適しているか袋の裏面をしっかり見て、使ってください。
大根は品種改良が年々飛躍的に進んでいて、基本的にどの品種を選んでもうまく育てられるようになってきています。
使うもの
まずは、種を用意します。
大体、150〜300円の大根の種を買って、上手く育てば、良い大根が一本130円〜190円くらいですので、4〜6本収穫できれば黒字になります。
それと、ビール瓶、またはジャムの瓶。
こんなかんじで、穴を掘るのに使います。
穴をあけた、ところに3〜5粒種を入れます。
ビールの瓶でも、同様に穴をあけて土をかけます。
ジャムの瓶で行うと、手が汚れずに土をかけることができます。
プランター栽培に必要なもの
プランター栽培の場合は、プランター栽培向けの種を買いましょう。
ホームセンターなどには、無いことが多いのでネットで買うのがおすすめです。
プランターは、大根を育てるときのプランターサイズは大型で深型のタイプ(60㎝以上)を用意しましょう。
余談ですが、大きい紙袋や用土の袋、米袋などでも大根の栽培は可能なんだそうです。
畑の栽培の場合に必要な土の話
初心者の方は、市販の土を利用するのがおすすめですが、自分で作りたい方のために一応、割合を記載しておきます。
赤玉土6:砂2:バーミキュライト3、石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり20g混ぜ合わせます。
畑で栽培する場合、プランター栽培も種蒔きをする2週間前までに土づくりを完成させておきましょう。
大根は根を深く張るので、土は種植え前に深くていねいにつくっておくのが、良い大根を育てるポイントになります。
育てかた
育てる場所は、日向を選びましょう。
水あげ
種を撒いた後は、発芽するまでの4日~5日間は水を切らさないようにしましょう。
表面が乾いたら、水やりをします。
ただし、雨が降った次の日は、朝ではなく夕方にあげましょう。
芽が出てからは、土の表面が乾いた時に暖かい日中に与えるように、何故なら大根は基本的に、多湿を嫌うので、夕方以降に水やりを行うと病気に掛かりやすくなるからです。
大根の種を撒いた後は、発芽するまでの4日~5日間は水を切らさないようにしましょう。
重要な土よせ
間引き後は株がふらつきやすくなっていますので土寄せは丁寧にしましょう。
冬の野菜は、この土寄せが重要な野菜が多いので、雨が降った次の日などは、特に必ず行いましょう。
間引き
上手くいっていれば、2~3日で発芽します。
特に畑のほうが、発芽が早いかもしれません。
1回目の間引きは子葉が完全に開いた時、形のよいものを残して3本立ちにし、葉が重なり合わないようにしましょう。
これとか、結構重なっていて、混雑してしまっているので間引きの対象になります。
下の写真は、間引いている最中の写真です。
2回目は本葉2~3枚の時に生育がよいものを残し、2本立ちにします。
この時に、1回目の追肥と土寄せを行います。
3回目は本葉6~7枚の時、元気のよいものを残して1本立ちにします。
また、土寄せもしましょう。
間引きは根の部分を太らせるために、大切な作業となりますので、適期に忘れずに行うことがポイントです。
わかりにくい方は、漫画にしたので参照ください。
ちなみに、間引きでとった貝割れ菜は料理に使えます。
煮物の飾りや、お刺身に合うそうです。
追肥
追肥は2回目と3回目の間引き後、株のまわりに1平方メートル当たり1握り(約50g)をばらまきします。
肥料が株にかからないようにしましょう。
株に当たると、肥料焼けしてしまいます。
そして、軽く土と混ぜながら、株元に土寄せもします。
収穫
秋ダイコンはタネまき後60~90日、夏ダイコンは50~60日で収穫できます。
収穫が遅れると根にスが入り、味が悪くなってしまいます。
特に春ダイコン、夏ダイコンは熟すのが早く、スが入りやすいし、腐りやすいので収穫を早めに行いましょう。
害虫について
秋から育てた場合、収穫する冬には、ほんとんど虫はいないので気にすることはないのですが、
春から育てた場合は、害虫駆除をしないと大変な事になるので対策をしっかりしましょう。
大根に発生しやすい害虫は、コナガ、アオムシ、アブラムシ類の発生が多いのです。
中でも厄介な害虫がキスジノミハムシ。
特に幼虫は根の部分に被害を与えるので、発見したら、土壌処理を必ず行う必要があります。
成虫が多く発見された時は、粒剤の効果が出にくいので、散布剤(スプレー)等の利用もしましょう。
畑の栽培の場合ですが、苗が育ってきたら、マルチ(黒いビニール)をすることなどで、害虫の飛来を大幅に防ぐことが出来ます。
また、虫以外にも鳥などの被害にあわないように、防鳥ネットをすることも忘れずに。
注意すること
冷涼な気候を好み、耐寒性がありますが、肥大した根は凍害を受けます。
低温にあうと花芽が作られ、春になるとトウ立ちしますが、品種により異なります。
間引き適期を逃さずに行いましょう。
最後に
自分の栽培方法と、調べた方法を比べてみて、上手く育たなかった要因は、水のあげすぎと天候、日当たりの悪さだと思いました。
水のあげすぎは、雨が降った次の日に水を与えてしまった事です。
天候は、今年は季節感がずれていて、特に雨天が続いた事が原因です。
次回育てる時は、ニュースやスマフォなどで天候を確認しようと思います。
日当たりの悪さは、前もって調べておく必要がありました。
冬になると、日の傾きが変わって日中のほとんどが日陰になってしまう場所とは知らずに、育ててしまったからです。
今のところ、改善できそうな点は、水あげぐらいかもしれません。
植え替えが向いていない野菜なので、日陰は改善できそうにないですし、天候はどうしようもありません。
もっと、初期の段階でしっかり対策しておこないといけない事ができていない為に、こういう結果になってしまったんですね。
でも、こういう失敗があったから、次回は成功に近づくわけですし、新しい事も知れたわけですから、プラマイゼロな気がします。
新しく、栽培する時は袋で栽培に挑戦してみたいですね。
それには、まず普通に栽培して成功させてみてからになると思いますが。
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