田舎暮らしブログ

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家庭菜園・野菜作り

室内のプランター栽培で約30日で収穫 次は水耕栽培の本を参考にして挑戦

2018-03-30T16:13:56+09:00 2018/03/30

桜が咲き始めたこの頃、暖かくなってきたと思っていたら、天候の変動が激しく寒い日が続いてます。

野菜の栽培も、この調子ではなかなか植え付けられません。

この天候の浮き沈みは去年の10月頃から続いていて、外の栽培から室内の栽培に変更しました。

室内での、栽培方法はプランター栽培。

最初は、根腐り、日当たりの少なさに枯れたりなど、上手く行きませんでした。

ですが、土を自分でブレンドし、水はけのいい土にしたり、雨天が続き、日の栄養をもらえないのであれば、液肥を使うなどして、栄養素を補ったりした結果、2月頃植えた野菜が約30日で収穫できました。

土のブレンドの詳細が記載されている記事の紹介

土のブレンドには赤玉土と腐葉土を混ぜると水はけがよくなりメリットが多い

室内で育てた小松菜の収穫

今年の2月中旬ぐらいから育てて3月の16日に収穫した小松菜です。

スーパーなどで売っているよりも、葉が横に広がっていますが、売っているものに負けないくらいの、大きさと、濃い緑です。

小松菜の写真

収穫に適した長さはだいたい20センチ〜30センチ。

25センチの物差しを十分に超えています。

でも中には、日があまり当たらなかったせいか、大きくならなかったものもありますが、だいたい同じ日に植えたのですから、収穫できます。

収穫した小松菜の写真

収穫する時は、食用バサミで根本を切ります。

手でちぎったり、サビのついた刃物で収穫するのはやめましょう。

プランター栽培の様子の写真

そして、20センチ未満だった小松菜は、もう少し様子をみてから収穫することにしました。

だいたい10日後にまた検討します。

しかし、その際にも収穫に満たない大きさだった場合は、それでも収穫とするつもりです。

来週には新しい野菜へ植え替えるので。

今回の栽培によってわかった事、そして水耕栽培への挑戦

今回の室内でのプランター栽培は、成功しました。

本格的な冬になってから、良い成果を出せないでいたので本当に良かったです。

成功したポイントをあげてみると

  • 室内で育てるため、外の栽培よりも水はけのいい土にブレンドした
  • 自分の身近に置くことで微小な変化にも気づけた
  • ある程度大きくなってから、液肥を薄めて使い、毎回の水あげに液肥を含ませた
  • 家の中で日当たりのいい場所を作り(または探し)そこで栽培した
  • 室内で育てたため、害虫などの被害には一切あわなかった

という結果です。

一番大きい理由は、害虫に合わなかった事な気がします。

この結果から、私は新たな栽培方法に挑戦しようと思いました。

 

新たな栽培に挑戦!水耕栽培とは?

水耕栽培というのは、字の如く水のみで栽培する方法です。

近年では、珍しくない栽培方法で、そういう機械が楽天や、アマゾンで売っていたりします。

もっと詳しく知りたい方は、水耕栽培の詳細サイトにて。

一応、水耕栽培についての説明を記載しておきます。

水耕栽培とは土を使わず水と液体肥料(養液)で植物を育てる方法で、近年各地で建設している植物工場は水耕栽培方式が主流です。

土を使う栽培は土耕栽培といい,「よい畑つくり」「よい土つくり」のために沢山の経験と多くの労力が必要で、また天候や季節に左右されます。

水耕栽培は植物の根の部分を肥料が入った水(培養液)に浸し、必要な水、養分と酸素を根から吸収させます。

 

また、海外ではありますが、近年開発された水中に浮かぶ温室で水耕栽培施設にも、水耕栽培が適応されています。

一般家庭で出来る、格安で、かんたんに身の回りのものを使った水耕栽培

水耕栽培用のキッドや機械を買えばできますが、設備や維持費、電気代、お金がかかり、最新の機械を使える人は極僅かです。

ですが、私が行う水耕栽培は機械は、ほぼ100円グッズで、水耕栽培様キッドを作り、水と液肥、自然日光のみで栽培する方法。

この方法は、伊藤龍三さんの「いつでもレタス」という水耕栽培サイトで紹介されている栽培方法で、独自に編み出した、水耕栽培方法は人気を集め、本が出版されています。

では、発案者伊藤龍三さんについて少し紹介させていただきます。

伊藤龍三(いとうりゅうぞう)さんは、1940年生まれの神奈川県横須賀市在住の男性。

2004年に水耕栽培に出会い「いつでもレタス」を開始。

ブログとカルチャースクールでの講師などを通じて、水耕栽培の楽しさ素晴らしさを伝える活動をし、NHK総合番組「家庭菜園の裏ワザ教えます」等のテレビ番組や新聞、メディアでも活躍中しています。

伊藤龍三さんの出版した「かんたん水耕栽培」言葉をここに少し記載したいと思います。

横着じいさんの「かんたん水耕栽培」

わたしは、本来、横着な性格をしています。

そのため、もっと効率よく、もっと楽に栽培できる方法はないかと試行錯誤した結果、たどりついたのが、この本で紹介する栽培方法です。

最初に、水耕栽培層や水耕栽培装置をつくってしまえば(ザルやカゴを使ったかんたんなものですが)、あとは液肥を切らさないように毎日チェックするだけ。

だれにでもでき、ほとんど失敗することがありません。

植物を育てる楽しさと、野菜をたくさん収穫できる満足感を、ぜひ、みなさまに知っていただきたいと思っています。

私も横着な性格で、とにかく効率を求めるタイプなので共感しました。

以前暮らしていた、気温が高い町中のアパートから、現在の寒冷地の田舎に引っ越してきて、作物が育たなく、苦労しました。

山や自然は、意外と都会より、気温の変動が激しいのだと、初めて知り、失敗や成功を繰り返し、ようやく室内で育てる方法にたどり着きました。

このブログを読んで、田舎に暮せば自然豊かだから作物が育ちやすい、思っている方が大半だと思います。

私も思っていました。

ですが、田舎は天候の変化、気温の変動が激しく、また害虫の被害にあいやすいので、案外、都会の日当たりのいいベランダのほうが、育てやすさはあるかもしれません。

水耕栽培のやり方

伊藤龍三さんの本にならって水耕栽培を実施していきます。

用意するものは、ほとんど百均で揃えられるという事でしたが、揃えられないものも2個ほどありました。

用意するもの

  • プラコップ
  • ザル付きのトレイ
  • お茶パック
  • スポンジ(網に入っているもの)
  • 液肥
  • 種(今回は早採り小松菜)

です。

液肥以外は100均で揃います。

本当は、ダスターと三角コーナー用の網が必要ですが、ありませんでした。

ダスターを使う理由は、不繊布(ふしょくふ)といって、機械的なまた化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布のため、カビやコケが生えにくい効果をだすんだと思います。

水耕栽培キッドの作り方1、発芽まで

作った水耕栽培キッドは、発芽したあとに使用するものです。

発芽するまでは、下の写真のような環境で育てます。

栽培中の写真

これは、小さく切ったスポンジを標準サイズのタッパに並べ、スポンジが浸るくらいまで水を入れて、空気を抜き、種を置き、最後にティッシュを上にかぶせます。

テイッシュをかぶせるのは、たぶん土をかぶせるのと同じ意味と、種が水で動いたりしないようにするためだと思います。

発芽するまでは、水がひたひたの状態をキープし続けましょう。

大体、2〜3日で発芽して、7〜10日で下の写真のようになります。

発芽した写真

ここまで育ってきたら、水耕栽培キッドを作り、移しましょう。

水耕栽培キッドの作り方2、キッド作り

まず、ザル付きのトレイを用意します。

使うトレイの写真

ザルの写真

本来は、ザルの下にダスターと網を入れるらしいのですが、無いので、

代用している写真

100均で買ったスポンジの外網を引いて代わりにします。

ザルを上にかぶせた写真

こんな感じ。

次は、ポッド作りです。

プラのコップの底の写真

プラスチックのコップの底を

底にハサミを当てた写真

ハサミで切り取ります。

底を切りとった写真

同じ要領で、何個か作っていきます。

トレイに並べた写真

出来たら、トレイの上に並べます。

次は、野菜が綺麗な形に育つための工夫として、

お茶パックの写真

お茶パックに芽を入れて育てます。

私の考察ですが、プランターや畑の栽培だったら、土にしっかり定着し、重し代わりになるので、重心がしっかりし、倒れにくくなりますが、スポンジだと軽いので倒れてしまいます。

芽を茶パックに入れた写真

なので、こうやって上に伸びる環境にして、強制的に重心がずれないようにしているのかもしれません。

輪っかづくりの写真

ちなみに、さっき切ったコップの底を、写真のようにドーナツのように切り、

輪っかを茶パックにはめた写真

こうして、安定と定着をさせます。

違う角度からみた芽の写真

違う角度から見ると、コンパクトになり、見栄えもキレイになっているのがわかります。

完成した水耕栽培キッドの写真

今回は、合計14個の芽を水耕栽培で育てます。

完成したら、ザルの穴が水に浸るくらいまで液肥を通常の3分の1くらいまで薄め、入れます。

手作り水耕栽培を始めて数日後と他の余った苗について

芽を、水耕栽培に移してから数日が経ちました。

成長した芽の写真

枯れたり、成長が止まるということも無く、順調に成長しています。

水耕栽培キッドを上からみた写真

成長はまばらではありますが、全体的に成功しています。

伊藤龍三さんの本には、水耕栽培では通常の栽培より、一週間から10日早く収穫できるそうです。

余った苗、または水耕栽培向きではなかった苗の使い道

水耕栽培に不向きだった芽があります。

それがこちら、

余った芽の写真

斜めになっていたり、成長が遅いもの、芽が2箇所から出ているものは、水耕栽培にはできません。

でも、もう少し大きくなってくれば、芽を傷つけずに分ける事が出来るかもしれません。

なので、捨てずに小さい水耕栽培キッドで育てます。

小さい水耕栽培キッドの写真

以前紹介した、卵パックをプランターに改造した記事の卵パックを使います。

移植する際に間引きをしましょう

水耕栽培のトレイや、卵パックの水耕栽培でも収穫が難しそうな芽がありました。

そういう芽は移植する際に、間引きしますが、今回はどういうものが間引きの対象になるのか紹介しておきたいと思います。

間引きの対象になる芽の写真

まず、芽が上に伸びずに横に伸びてしまったもの

間引きの対象になる芽の写真

それと、左側の奥にある発芽していない種は、この先も発芽しない可能性があるので、スポンジからとってしまいましょう。

奥の、右奥の小さい芽が2つありますが、これも間引きましょう。

育てても構わいませんが、この段階で成長がこれだけ遅いという事は、収穫も遅いし、たぶん弱い芽なので、病気になりやすい可能性が高いです。

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