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オレガノ レモングラス ローズマリー スイートバジル ミントについて 自作植物用防虫スプレーの作り方

2019-06-03T02:23:05+09:00 2019/06/03

今の時期から9月の終わりくらいまでは、ハーブ系の収穫期間です。

ハーブ以外にも、ドライフラワーの材料になるバラ、マリーゴールドなどもこの時期に収穫すると冬の入浴剤や部屋を彩る材料にもなります。

また、冬は冷えますので喉を痛めたり、風邪をひくなど体調を崩しやすいです。

そんな時はカモミールティーが良いといいますが、カモミールを乾燥させ、お湯に浸しその蒸気を顔に当てたり、部屋においておくだけでも喉の痛み、風邪予防になります。

ハーブ浴も冷えに効果的です。

このように、ハーブは様々な事に役立ちます。

では、ハーブを栽培するに当たって比較的栽培に簡単なハーブについて紹介します。

植えるハーブ類についての紹介

様々なハーブの写真

ミント、オレガノ、ラベンダー、レモングラス、スイートバジル、ローズマリー、マリーゴールド。

あと、これはもともと家で育てているスイートルビーというバラで、バラとマリーゴールドは入浴剤を作る上で相性がいいのでおすすめ。

スイートルビーの写真

オレガノ、レモングラス、ローズマリー、スイートバジル、ミントなど各ハーブの紹介

今回紹介するハーブは、日常でも比較的使いやすく、栽培も難しくはないものを選びました。

ローズマリーについて

ローズマリーの写真

ローズマリーは、オイル、料理、芳香剤など様々な事に役立ちます。

栽培は簡単と言われていますが、過湿が苦手で水を上げるタイミングが重要です。

また、適度に剪定をしないと大きくならないし、増やすには枝を切り土に植えるなど、栽培初心者には不向きかと思います。

ローズマリーの基本的栽培方法

直植えの場合は、日当たりが良い水はけの良い土を選んで植えましょう。

鉢植えの場合は、赤土7割と腐葉土3割が良いかと思います。

肥料などはお好みでいれてください。

植え付けた直後は、水をたっぷり上げましょう。

ただし、次の日の天候が雨ならば土が濡れる程度にしておきましょう。

なぜならば、ローズマリーは過湿が苦手なので水を与えすぎると枯れてしまう場合があるからです。

植えたあとは、日が高くなる前の朝~午前のうちに、または夕方の日が沈み始めた時間帯に与えましょう。

ただ水やりを日課のように毎日与えるのも良くないです。

先程も言ったようにローズマリーは過湿が苦手です。

水は、3日に1回、秋や梅雨時は雨が降るので自ら与えなくてもいいかもしれません。

毎日様子をみて、その都度の状態によって水を与えるかを考えるのがおすすめです。

ローズマリーは少しずつ収穫しないと枯れてしまいます(一度に沢山収穫しないこと)。

収穫する時は、一番古い枝からを避けて、脇芽のように生えている10センチ以上のローズマリーを収穫しましょう。

また、使う分だけ収穫するのも良いです。

ローズマリーは定期的に芽を整える事も必要です。

特に夏場に弱い(湿度が高いので)、風通しをよくしたりするため葉や茎を切ってあげる必要がなります。

切る部分は、古い茎、収穫後に葉が生えてこない茎、内向きや下向きの茎、枯れている・細く弱っている茎を見つけて切りましょう。

ローズマリーの増やし方

ローズマリーを増やすのに必要な道具。

植木の場合(鉢底に鉢底ネット、ハーブ用の培養土を入れた植木鉢)

水を入れたコップ。

清潔なハサミ。

ゴム手袋。

※私は使いませんが、茎の切り口に塗る薬で発根促進剤というものがあり、これを使うと挿し木の確率があがります。

ローズマリーは、茎を切って増やします。

詳しく話すと茎を切ったら少量の水の入ったコップに数分入れて、植えようとしている場所を見つけたら、切った茎の三分の一が埋まる程度の穴を作り、先程の茎の三分の一の葉を全て落とし、土に植え、水をたっぷりかけて終わりです。

葉を抜いた場所が土に触れるとそこが根になり、またローズマリーが育つよいう仕組み。

ただし、根が生えるまでは水を毎日与えないとなりません。

効率の良い方法は、梅雨の晴れた日を狙って茎をたくさん植えて、水やりは天候に任せるという方法があります。

栽培に慣れてきたら、苗を育てて数を増やしてみるのもおもしろいですよ。

ちなみにこれは「挿し木」という繁殖方法。

ローズマリーの効果・効能について

ローズマリーの効果・効能は沢山あります。

中でも注目されているのが美肌、美容促進です。

ローズマリーにはビタミンやカリウム、タンニンが含まれているため、体を内側からキレイしてくれます。

別名「若返りハーブ」とも呼ばれています。

お風呂にローズマリーを浮かべてハーブ浴をすれば、心地いいリラックスタイムにもなり、肌も潤います。

また、抗炎症・抗菌・抗ウィルス・抗酸化作用もあるので虫除けや清潔効果もあるんだとか。

料理においては、肉や魚料理の臭みを消す役目を果たします。

先程話した抗菌効果により、保存や殺菌、口臭予防のためにも力を発揮してくれます。

ローズマリーのアロマには、気分の落ち込みを奮い立たせて心を元気にするといわれており、集中力を高める作用があります。

ローズマリーを使った虫除けスプレー

ローズマリーには殺菌、抗菌効果があると話ましたが、これにより虫除けの効果も発揮され、手作りの虫除けスプレーが作れます。

以下が作り方です。

ローズマリーで手作り虫よけスプレー(虫の多い場所ではあまり効果は発揮されません。)

使う道具、ローズマリー10㌢、レモン1個(スライスしたもの)、スプレータイプのボトル(30~50ml程度)

1、レモン1個(できれば無農薬)を、薄くスライス、ローズマリーも細かく刻みます。
2、耐熱容器に、レモン、ローズマリー10cmほどを細かく刻んだものを入れ、そこに熱湯を200cc注ぎ、荒熱がとれたら冷蔵庫で一晩冷やします。
3、ザルなどで越して消毒したスプレーボトルに入れ、完成。

あとは、体に少量スプレーすれば虫除けになります。

尚、保存は冷蔵庫で。

オレガノについて

オレガノの写真

オレガノは、個人的に栽培初心者にはとても向いているハーブだと思います。

オレガノの栽培方法

オレガノは、直植えと鉢植えどちらでもあまり栽培に違いはなく、重要なのは日当たりと良い場所と風通しの良い場所という事です。

また、水のあげすぎ、葉の密度が上がってきたら適度に葉を切ってあげるなど、多湿に注意しましょう。

梅雨時などは毎日あげなくてもいいです。

オレガノの使い方

オレガノは料理で比較的何にでも合います。

冷奴に少量かけたり、カップ麺に少量入れても美味しくいただけます。

ただし、過度な摂取には注意しましょう。

 オレガノを乾燥させれば冬にも活用できます。

まず、オレガノを収穫し水で軽く洗って虫などを落とします。

次に網状のものに入れます(私は三角コーナーのネットに入れてます)。

日陰て風通しの良い場所に2周間ほど吊るします。

ネットに入れてあったオレガノがパリパリと砕けるようになったら完成。

粉末にしてビンに入れて保存もいいですし、そのままでタッパなどに入れて保存も良いです。

オレガノの効果・効能

オレガノには、チモール、カルバクロール、タンニンなどが含まれており、神経性の頭痛や生理痛、咳の鎮静作用、胃腸の調子を整え、消化を促進する作用、心身の疲労回復にも効果があると言われています。

ただ、服用には注意が必要で子宮に刺激を与える作用があるので、妊娠中の方は服用しないでください。

また、幼児とオレガノアレルギーの方も同様です。

レモングラスについて

レモングラスの写真

レモングラスはティーとしてメニューにあるカフェなども多いので、知っている方も多いです。

でも、どんな葉なのか知らない方もいます。

レモングラスは、レモンの香りがするのが特徴のハーブで、ススキに似ています。

レモングラスの栽培方法

レモングラスは、水やりは控え目に、屋外の半日蔭で育てると良いでしょう

栽培するにあたって、苗を購入したほうが簡単で栽培もしやすいです。

地植えのレモングラスは植え付け後、根付いたのが確認できれば特に水やりは必要ありません。

ただし日照り続きで土がひび割れしたりするなど、極端に雨が少ない夏の場合は場合によっては水を与えます。

鉢植えのレモングラスは水の与えすぎは禁物なので、土の表面を見て乾いたらたっぷりと水やりをします。

レモングラスは、6~10月に、葉が15枚以上になったら収穫のタイミングです。

特に7~8月の夏場には勢いよく育つので、株元から10~15cmくらいのところで葉を切り取っていきましょう。

レモングラスの栽培時には猫に注意。

一般的に、猫は柑橘系の香りが苦手だと言われていますが、レモングラスだけは例外のようで、たいていの猫が大好きで野良猫などに葉を食べられてしまう場合があります。

レモングラスを栽培する際は、猫対策をしっかり行いましょう。

レモングラスの使い方

レモングラスは、茎と葉の両方が使えます。

また虫が嫌う匂いを出すので、乾燥させたレモングラスの葉を布かなにかに入れて、クローゼットに入れておくと虫対策になります。

これは蚊にももちろん有効で、精油をスプレーボトルに入れ、虫除けスプレーとして使う事もできます。

レモングラスの乾燥させる場合。

収穫した葉をさっと洗い、タオルでしっかり水気を拭きとります。

洗ったレモングラスは、短く切り、ネットかなにかに入れて室内で逆さに吊るして乾燥させます。

2週間ほどで完成です。

乾燥後は、密閉できる袋やビンに乾燥剤を入れて保存してください。

レモングラスの乾燥ものには、高温多湿の注意が必要です。

レモングラスティーの入れ方。

お湯を注いだポットに乾燥させたレモングラスの葉をスプーン2杯ほどいれます。

お湯の量は葉が完全に浸かるぐらいが良いです。

蓋をして5分ほど蒸らせば出来上がり。

アイスティーにする場合も入れ方は同じですが、葉の量を倍にして濃くし、氷を入れてアイスにするといいでしょう。

また、生のレモングラスはあまり日持ちしないので、乾燥させるのがおすすめです。

レモングラスは注意点副作用等は特にありませんが、刺激の強いハーブなので過度な摂取、虫よけとしてスプレーで使う場合は、薄めて使いましょう。

レモングラスの効果・効能

レモングラスの栄養成分は、ビタミンB1、B2、B3、B6、C、葉酸、カルシウム、リン、鉄分、マグネシウム、カリウムなどですが、とくに香り成分が有効が強く、シトラール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、フラボノイド、シトロネラールも含まれています。

効果は、血圧の上昇を抑えたり、抗菌殺菌効果、皮膚病を改善、女性ホルモンの一つであるエストロゲンを分泌させ、更年期障害を予防したり、ホルモンバランスを整えてくれて、自律神経を整え、不安感を解消したり、気持ちを落ち着かせたり、リフレッシュさせたりします。眠気覚ましにも期待大です。

ただ、子宮を収縮させる恐れがあり、子宮出血、流産の恐れがあります。

なので、妊娠中の方は服用を避けましょう。

スイートバジルについて

スイートバジルの写真

スイートバジルは、バジルの中でも甘みが強く、食べ物によく使われるハーブです。

ジェノベーゼ、マルガリータなどに使われているのがだいたいスイートバジルです。

スイートバジルの栽培方法

スイートバジルにかぎらず、バジル全般は1年草で植え替えの心配はほぼないです。

日向が好きなので、日当たりと風通しの良い場所を選んであげましょう。

寒いのが苦手なので、植える際は春や5月以降がベストです。

水を好み乾燥には弱いため、水枯れを起こさないように注意が必要です。

特に夏場の鉢植えは水枯れをすぐに起こしやすいので、明るい半日陰に鉢を移動して夕方気温が下がる頃に水をたっぷり与えましょう。

バジルは虫に弱く、様々な虫の被害に遭います。

なので、防虫対策はしっかり行いましょう。

バジルは花を咲かせると葉は固くなり、味も落ち葉が収穫できなくなります。

なので、長く収穫したい場合は華の剪定と脇芽の剪定を定期的に行うのポイントです。

草丈が20cm程度まで成長したものから剪定し、側芽の成長を促しましょう。

コンパニオンプランツを有効活用するのも防虫対策になります。

バジルのコンパニオンプランツと合して有名なのもはトマトですが、害虫対策にはなりません。

ニンニクやトウガラシを一緒に植えることで害虫被害を少なくすることができます。

スイートバジルの使い方

スイートバジルは、生で使う場合、刻んで使ってもよし、ワインビネガーに漬け込んでも味を楽しめますが、香りを強く出したい場合は、料理の上にちぎって散らすのが一番香りが立ちます。

スイートバジルを乾燥させる場合。

まず、収穫したバジルを洗います。

次にネットとうに入れて、風通しの良い場所で2周間ほど乾燥させます。

2周間たってパサパサになったら完成です。

粉末にして保存する場合でも、そのまま保存する場合でも香りが飛ばないように密封できるもの入れて、乾燥剤を一緒にいれておきましょう。

スイートバジルの効果・効能

バジルは体に良い効能がたくさんあり、副作用についてはほとんど報告がない珍しいハーブです。

しかしどんなに体に良いと言われるものでも過剰摂取は逆効果となる場合があります。

特に天然の植物であるハーブなどは香りも強く、成分も強いので摂りすぎると毒になってしまうものもありますが、バジルの場合はそのような報告ないのが特徴。

バジルの効果は、下痢止め、アレルギーの抑制、冷え性対策、不眠症に効果があります。

含まれている成分は、タンニン、バジルカンファ―、リナロール、オイゲノール、 βカロチン、カルシウム、 ビタミンKなどですが、カルシウムが牛乳より多いとのこと。

余談ですが、バジルという言葉は花の形が竜に似てることから伝説の怪竜(バシリスク)から来た説があります。

バジルの仲間、ホーリーバジルは、「アダプトゲン」と呼ばれている部類に入り、アダプトゲンとは、「無害で、様々なストレスに対しての抵抗力を高める、体調(生理機能)を整える」という3つの条件をもったハーブのことを指す言葉です。

ミントについて

ミントの写真

ミントはハーブでかなり馴染みが高いです。

お菓子や日用品、芳香剤などなど様々な日用品に溶け込み私達の生活の手伝いをしてくれています。

ミントの栽培方法

ミントの栽培方法は、地植えの場合植え付け直後はたっぷり水をあげて、それ以降は水やりの必要はありません。

鉢植えは、表面の土が乾いたら鉢のそこから水がでるくらいを目安に水を与えましょう。

また、夏などで朝に水を与えた後、土が乾いているようなら夕方にも水やりをしてください。

葉の収穫量を増やしたい場合は、新芽を摘み取ったり、伸びすぎた枝や茎を切りそろえたりします。

新芽の草丈が15~20cmほどに生長したら、順次摘み取っていきます。

比較的育てやすい種類で、生命力が雑草並みに強く、根だけで冬も越します。

直植えの場合、他の種類植えると、簡単に交配して香りが薄くなります。

これを防ぐには、鉢植えで育てる事が大切です。

また、直植えの場合、どんどん増殖するのでご注意ください。

ミントの使い方

ミントは乾燥させるより、生で使うのが一般適でおすすめです。

生命力が強いので、冬までもつ場合があるので乾燥させる必要がない場合もあります。

ティーにして飲むのがメジャーです、

中でもミントミルクはおすすめ。

ミントミルクは寒い日に飲むと体を温めてくれる効果と風予防にもなる飲み物です。

作り方は耐熱コップがグラスにミントの生の葉5枚ほどを入れて、その上から温めた牛乳を注ぎ、砂糖を加えるのみです。

少し甘めの方がおいしいで、はちみつを加えるのをおすすめします。

ミントの効果・効能

ミントは、メントール、ミントポリフェノール、ポリフェノールの一種であるフラボノイド、タンニン、ビタミンCが含まれています。

中でも注目すべきは、フラボノイドです。

強い抗酸化作用を持ち、細胞の老化防止効果が期待できます。また、ガンの予防にも効能が期待されている栄養です。

ミントはハーブの中でもかなり強い効果のあるもので、副作用も多く、例えばタンニンを摂りすぎると便秘になりやすくなってしまうなど、母乳の出を悪くする作用もあるので、摂取する場合は過度な摂取は控えましょう。

ティーの摂取する時などは、多くても1日2杯までに抑えることをおすすめします。

長期間飲み続けるのは避けましょう。

最後に紹介したハーブの副作用についてのまとめ

副作用があるもの

レモングラス、ミント、オレガノ、ローズマリー。

副作用がないもの

バジル。

ニンニクや唐辛子を使った虫よけのスプレーの作り方

これまで紹介ハーブの防虫対策として、ニンニクと唐辛子を使った自家製スプレーの紹介。

材料、焼酎やウォッカなどアルコール度数の高い酒 250 mL程、唐辛子(生でも乾燥でも可) 15本くらい、ニンニク 1~2片、400ccのガラス瓶、原液5 mLに対し、水200 mLくらいの割合で希釈する事を目安にしたスプレー、スポイト。

道具の写真

まず、唐辛子の種を取ります。

唐辛子の写真

取り除いたら、三等分ぐらいにちぎり、にんにくと一緒に瓶に入れます。

唐辛子とにんにくの写真

瓶に入れたら、焼酎220mlを入れて、1ヶ月つけおきます。

唐辛子とにんにくをお酒に漬けた写真

漬けた液のみを使います。

スポイトで5mlほど採取し、スプレーにいれて200ccの水をそそぎ完成です。

吹きかける時は葉の表裏にたっぷりとふりかけます。

葉がビシャビシャになるくらいに吹きかけ、ムラがないように。

ただし、市販で売っている科学スプレーと違うので、スプレーをかけた後、虫は悶え苦しみ土の上や葉の上に姿を現します。

この時、逃がさず駆除することが重要です。

殺虫効果はないので、虫が落ちたら駆除し、スプレーでコーティングという流れとなっています。

また、にんにくの臭いや作物への影響はほとんどありませんが、原液を濃くしないようにしましょう。

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