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富士山周辺の観光情報

河口湖付近の観光施設山梨宝石博物館には約50種類の宝石と1270キロの水晶がある

2018-11-10T01:04:52+09:00 2018/11/10

紅葉のシーズン真っ只中。

河口湖では「紅葉まつり」を開催している。

その河口湖には多くの観光施設があるが、今回は「山梨宝石博物館」に行ってみた。

山梨は宝石発掘が盛んだった土地だ。

山梨宝石博物館の概要

山梨宝石博物館公式サイト

大人600円500円小・中学生300円250円

  • 【団体割引】8名様以上のグループで団体料金となります。
  • 【障害者割引】障害者手帳の交付を受けている方、また付き添いの方(1名様まで)は半額でご入館いただけます。受付で手帳をご提示ください。手帳の等級は問いません。
  • 【校外学習】修学旅行などの校外学習でお越しの生徒様は、特別料金でご入館いただけます。事前に来館日、学校名、参加人数をご連絡ください。

開館時間

9:00 - 17:30(最終受付は閉館30分前)
冬期(11月-2月)は9:30-17:00

休館日

毎週水曜日(祝日の場合は開館)
※GW期間中、7・8月は無休

アクセス方法

電車・路線バス:JR新富士駅 → 【富士急バス】 → 河口湖駅

バリアフリー

  • 優先駐車スペース:お体が不自由な方にスムーズに館内にお入りいただけるよう、エントランス近くに専用の駐車スペースをご用意しております。
  • 多目的トイレ:館内には車いすで入室可能な多目的トイレを設置しております。乳幼児をお連れの方や大きな荷物を持った方もご利用いただけます。
  • 車いすレンタル:車いすの無料貸し出しを行なっております。利用を希望される場合は、入館時に受付でお申し付けください。

山梨と宝石加工の歴史

山梨は古くから水晶の産地として知られ、明治時代には印材や丸玉などの水晶細工が多く作られるようになりました。戦後、こうした水晶の加工技術を活かしたジュエリーの製造が本格的に始まり、山梨は宝石の研磨、貴金属加工、デザイン、流通といった各工程がすべてそろった、一大ジュエリー産地へと成長していきました。今では、国内で製造されるジュエリー製品の約4分の1が、ここ山梨で作られています。

売店と休憩所

ミュージアムショップでは、お土産に人気のリーズナブルな天然石グッズから本格ジュエリーまで、幅広い商品を取り揃えています。専門知識豊富なスタッフに相談しながら、お買い物をお楽しみいただけます。

売店

加工産地独自の流通ルートを駆使し、石の品質にこだわった高品質なジュエリーを、お求めやすい価格で販売しています。ダイヤモンドやルビーなどの定番宝石はもちろん、博物館ならではのレアストーンを用いた商品も数多く取り扱っています。

休憩所

ショップに併設されたカフェスペース。手摘みコーヒーとケーキのセットが人気です。カフェだけの利用も可能ですので、お気軽にお立ち寄りください。

実際に行ってみた

冒頭でも話したが、河口湖は現在紅葉シーズンの真っ只中だ。

木々の紅葉が山を彩っている。

山の中を車で走りながら紅葉を見ているとあっという間に宝石博物館についた。

山梨宝石博物館の写真

この日は、あいにくの雨だった。

一見してわからないが、門の前にあるツツジに近づくと紅葉シーズンであることがわかる。

ツツジの写真

一瞬、作りものと錯覚しそうになった。

門の前にはバス停が2つある。

下の写真は左車線のバス停。

バス停の写真

こちらは右車線のバス停だ。

バス停の写真

行きと帰り用のバス停がすぐ近くでわかりやすくあるので便利。

案内板の写真

門の前には料金、休館日、電話番号などの施設に関する説明書きがされている。

地図の写真

そして入り口には、館内の地図がある。

館内の間取りは簡単な作りとなっている。

大きな部屋が2つあり、1つはショップもう1つが展示室。

受け付けの写真

入り口の受付には音声ガイダンスとお客様へのお願いがある。

お客様へのお願い

館内は動画の撮影は可能。

写真も許可していますが、シャッター音等の音量が大きいものは控えてください。

撮影した写真を印刷物等に記載する場合は事前にお問い合わせください。

個人ブログやSNS等のへ投稿は可能です。

一脚、三脚の使用はご遠慮願います。

受付の左に荷物用のロッカーがある。

ロッカーの写真

そして、その奥にはトイレがあるので、展示室に入る前に済ませる。

トイレの写真

こういう風にロッカーの近くにトイレがあると便利。

入り口の写真

受付の左が展示ゾーンになっている。

幅が広く、車椅子や団体できても詰まる事なく入れそうだ。

山梨宝石博物館の展示室

展示ゾーンの入り口左側の壁に、「はじめに」つまり展示ゾーンのイントロがあった。

イントロの写真

当館は山梨の宝石産業の活性化と、正しい宝石の知識の普及を目的に作られた宝石専門博物館です。

山梨は古くから水晶の産業として知られ、明治時代には印材や丸玉などの水晶細工が多く作られるようになりました。

戦後、

こうした加工技術を活かす形でジュエリー製品の製造が本格的に始まり、高度経済成長の追い風もあって、山梨は宝石の研磨、金属類加工、デザインや流通といった各工程が全て揃った一大ジュエリー産地へと成長していきました。

今では国内で流通する宝飾品の3分の1がここ山梨で作られています

正しい宝石への知識という言葉に惹かれるものがあった。

正しいとはなんだろうか?それはもしかして、私達が持っている宝石の知識が間違った可能性があるという事を含んでいるのだろうか?

内部の写真

展示ゾーンは暗く、宝石が小さいガラスのケースに入って展示されて、そこに上からピンポイントと言おうか、その部分だけライト照らされるようになっている。

幻想的で高級感が漂う雰囲気だ。

入ってすぐの一番右の壁には、宝石についての概要が記載されている。

また、ここでは英語読みだと「ジェムストーン=宝石の原石」というようだ。

以下は記載されていた文の引用。

宝石とは、鉱物の中でも特に希少性が高く、硬質で美しいものをいいます。

そのほとんどは地質学作用によって作られる無機物の結晶です。

一方で、真珠やサンゴのように、生物を起源とする宝石もあります。

これらは鉱物ではありませんが、美しさと希少性の点で同様の性質を有する事から、特別に宝石として認められています。

宝石の説明書きの写真

宝石の概要文の下に宝石と認められる為の3つの条件がトライアングルの図で表記されていた。

「美しさ+耐久性+希少性=宝石」と認められる。

誕生石について

誕生石の図があった。

こーゆーものは女性には嬉しい知識だと思う。

なぜなら私も少し浮かれた気持ちで自分の誕生石を探したからだ。

人によるだろうけど、あんまり男の人はこーゆーものに興味があまりないイメージだ。

案の定、他のお客様でカップルが居たのだが男性は素通りし、女性方は止まって見ていた。

誕生石一覧の写真

以下の文は記載されていた誕生石の表。

1月ガーネット、2月アメシスト、3月アクアマリンとサンゴ、4月ダイアモンド。

5月エメラルドと翡翠(ヒスイ)、6月バールとムーンストーン、7月ルビー、8月ベリドットとサードオニキス。

9月サファイヤ、10月オパールとトルマリン、11月トパーズとシトリン、12月ラピス・ラズリとトルコ石。

宝石の詳細、ダイアモンドとルビーとサファイヤ、エメラルドについて

すべての宝石の詳細については書かれていないが、「ダイアモンド」と「ルビー」「サファイヤ」「エメラルド」は細かい記載があった。

ダイアモンドと言えば誰もが耳にしたことある宝石でしょう。

そして、世界で一番硬い石としても有名だ。

ダイアモンドの説明書き写真

以下がダイアモンドの詳細。

ダイアモンドは200キロメートルの地下深くにある、マントルの内部で生まれます。

純粋な炭素の結晶で、単一の元素でできた世界で唯一の宝石です。

結晶構造が、各炭素原子が隣り合う4つの原子と正四面体の形に共有結合した立体構造で、これが極めて強固な構造です。

そのため、自然界で最も硬い物質となり、ダイアモンドの研磨には同じダイアモンドの粉末でないと出来ません。

ダイアモンドの語源は「何者にも制服されない」という意味のギリシャ語「アダマス」です。

最古の産地はインドの漂砂鉱床で、紀元前4世紀頃には取引が行われていたと考えられています。

ポルネオやブラジルなど、その後見つかった古い産地もすべて漂砂鉱床でしたが、19世紀後半に南アフリカで一次鉱床が発見されると、その後は重機を用いた大規模な開発が主流となりました。

現在はロシア、カナダ、オーストラリアなどの世界各地で採掘が行われています。

この記載の下にダイアモンドの記号あった。

記号の写真

科学組成は「C」とだけ。

主要宝石の一覧表があった。

記号一覧の写真

一覧から、他の鉱石は3つ以上の科学組成が書かれている事から、本当に珍しいというのがわかる。

ルビーとサファイヤについて

ルビーとサファイヤについての詳細もあった。

この4つの宝石は宝石の代表格なんだろうか。

ルビーとサファイヤの説明写真

以下が記載されていた文。

ルビーとサファイヤは美しさ、希少性、耐久性の三つを兼ね備えた宝石であり、数ある宝石の中でも特に重要な存在です。

しかし、この二つの宝石が同じ鉱物であるということは、一般的にはあまり知られていません。

ルビーとサファイヤは、参加アルミニウムの結晶であるコランダムという鉱物の変種です。

純粋なコランダムは無色透明ですが、1%程度のアルミニウムがクロムに置き換わると赤いルビーとなり、チタンと鉄に置き換わるとブルー・サファイヤとなります。

このような分析がなされたのは18世紀の終わりで、それまでは鮮やかな赤色の宝石はすべてルビーとされていました。

イギリス王室祭具の1つである大英帝国王冠を飾る「黒太子のルビー」は、14世紀にカスティーリャ国王ペドロ1世からエドワード黒太子に送られたものとして有名ですが、後にルビーではなくスピネルであることが判明します。

コランダムは現在では人口合成が可能で、モース硬度9という硬さを活かし、精密機械の軸受けや腕時計の風防など、工業用の素材としても利用されています。

後半は専門的な話でよくわからなかったが、どちらも同じ鉱石であるとは印象に残りそうだ。

エメラルド

エメラルドは名前からして豪華で貴族が身につけている宝石のイメージだ。

エメラルドの説明書き写真

以下は記載されていた文。

エメラルドはアクアマリンやモルガナイトと同じベリルという鉱物の変種です。

最大の特徴である深い緑色は、不純物として含まれるクロムやバナジウムによって生まれます。

通常これらの元素は、ベリルが成長する珪酸分に富んだ火成岩の中には存在しないため、エメラルドの産地は世界初に見てもごく一部に限られ、ベリル系の宝石の中でも特に希少です。

さらに、ほとんどのエメラルドには特有の内包物があるため、欠点のない良質なエメラルドは最も価値のある宝石の1つとされています。

エメラルドは非常に長い歴史を持つ宝石で、紀元前2000年前頃にはエジプトの紅海沿岸で採掘されていました。

現在の主産地は南米のコロンビアです。

コロンビアでは古くから先住民によってエメラルドの採掘が行われていましたが、その多くは16世紀にスペインの侵略者によって略奪され、その後も鉱山の所有を巡って長い争いが続きました。

エメラルドに限らず美しく魅力的な宝石の裏には、多くのくらい歴史があったことも忘れてはいけません。

最後の一文は私も本などで聞いたことがある。

王族同士が争い、血で血で洗うような事があり「呪われた宝石」なんて呼ばれるようになった宝飾品があったが、庶民の私からするとそこまでしてほしいものという感情はわからない事でしかない。

展示されていた一部の宝石の紹介

約50種類の主要宝石を原石、カット石、ジュエリー製品のセットで展示。

それぞれを比較して鑑賞することで、煌く宝石が生まれる過程がわかるようになっている。

今回は一部の展示品のみの紹介。

宝石の写真

アゲート。

原石の断面とブローチ、研磨した宝石が展示されている。

原石の断面図と宝石の状態を比べて、とても同じ鉱石と思えない。

宝石の写真

アクアマリン。

率直に綺麗。

石だなんて思えないほど透き通っていてまるで、水を石にしたようだった。

宝石の写真

トパーズ。

宝石の写真

トパーズも原石と宝石の状態で展示されていたが、宝飾品のデザインが可愛かった。

パンジーなどの華をモチーフにしたように金属が造形されており、その真中に穴が空きトパーズが短いチェーンでつながっていた。

宝石うんぬんより、このデザインが目を惹いた。

宝石の写真

ホワイト・パール。

これは私が一番好きな宝石です。

宝石の写真

沢山の光が反射して七色に光っている。

まるで光を閉じ込めているではと錯覚がしそうだ。

原石の展示

下の写真のように1㍍満たない程度の原石が所々に展示されいる。

宝石の写真

これが洞窟や地下にあると思うと、想像が出来ない感動、嬉しさが胸に湧きそうだ。

宝石の写真

下の写真はアメジストの原石。

宝石の写真

アメジストの原石は何個か展示されていた。

宝石の写真

アメジストは他の鉱石と違って岩の中に空洞ができ、その中にフジツボのようにできるようだ。

だとしたら、表面は他の岩と見分けがつかなそうだ。

匠の技

宝石彫刻家たちの作品が展示されている。

以下は公式サイトに記載されていた文。

地中から掘り出された原石は、高度な技術を持った職人の手によって加工され、美しく輝きます。

ドイツの宝石カット職人・ムーンシュタイナーや、山梨の宝石彫刻家・宅間正一など、名工達の作品をお楽しみいただけます。

宝石彫刻の写真

鉢。

宝石から作られたとは思えない薄さだ。

こーゆー物はやはり飾り用なのだろうか?

もし、生活に使うとしたら何を入れるのだろう。

想像がつかない。

宝石彫刻の写真

鬼灯。

これは完全に飾り用だろう。

表面にむらもなければ凹凸もないので、丸いフォルムが潤ってみえる。

液状の固めたお菓子のさえ思えて美味しそうだった。

原石から宝石になる過程

ここには、ダイアモンドの原石を研磨して宝石になるまでの過程の鉱石が横一列に並べられている。

過程の写真

原石のダイアモンドは、ぼやけた白い石でこれがあんなキレイな透明になるとは到底思えない。

カットの写真

研磨の工程の隣には宝石の形の総称が展示されていた。

宝石の形に名称があったとは知らなかった。

というか、種類として分類されているとは。

巨大水晶

最後は巨大水晶ゾーン。

以下は公式サイトに記載されていた文。

展示エリア奥の特設ステージに鎮座する高さ180cm、重さ1,270kgのブラジル産巨大水晶。

単体の結晶でここまで大きく、かつ色が白く美しいものは世界的に見ても貴重です。

巨大水晶の写真

白水晶。

重量1270kg、大きさ180☓116☓60㌢。

1270キロともなるとこーゆー展示にしか使えなさそうだ。

むしろ、展示向きとも言える。

以上が山梨博物館についてだ。

宝石の石言葉について

個人的な趣味で詳細文があった石の言葉と好きな鉱石の言葉を調べたのでここに記載する。

ダイアモンド=永遠の絆・純潔・永久不変。

エメラルド=安定・明晰・満足・喜び。

ルビー=威厳・優雅・愛の炎。

サファイヤ=高潔・深い海・崇高。

オパール=創造・活力・純粋無垢。

石にはそれぞれ言葉があり、それによってご利益というか効果があるんだそうだ。

結婚式などではよく、ダイアモンドが結婚指輪の宝石に使用されているのもこの事からだろう。

ただ、「永遠の愛」と思われがちだが本来のダイアモンドの言葉は「永久不変」だ。

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