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移住したい都道府県ランキングで常に3位以内に入る静岡県の社会増加率

2015-03-02T17:46:33+09:00 2015/03/02

宝島社が発行している田舎暮らし関連の雑誌では、読者からアンケートをとり移住したい都道府県ランキングというものを発表しています。

過去何回かこのブログでも取り上げてきました。

第3回となる2015年度版を見ると、上位3県は「長野県」、「千葉県」、「静岡県」と相変わらずの結果でした。

やはり都市圏に近い自然豊かな田舎というのが選ばれる大きな要因なのかも知れません。

この中でも特に目立つのは長野県の根強い人気ぶり!!

年代別ランキングでも全て1位。

三大都市圏別のアンケート結果でも、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)で2位、中京圏(愛知、岐阜、三重)で1位、そしてかなり離れた近畿圏(大阪、兵庫、京都)においても4位にランクインされています。

その結果は社会増加率にも現われています。

社会増加率とは地域における転入と転出による流出入超過率のことで、ザックリ言えば引っ越した人より引っ越してきた人がどれだけ多いかと言う事。

ただ、これには仕事で転入したした人や外国人研修生などもカウントされていますから、単純に田舎に移住して来た人が多いという結果にはなりません。

しかし、長野県は過去の調査では5つの自治体が20位以内に入っています。

ちなみに1位は6つの村が入っている北海道。これに関する記事は「人気移住地長野県で社会増加率が上がった市町村の移住・定住促進支援策」で紹介しているのでよろしければご覧になってください。

さて上位3県のうち他の2県、千葉県と静岡県ですが、千葉県はともかく静岡県のほうはと言うと人気がある割りに社会増加率はかなり低い。

それも48都道府県中46位、-7000人にも届く勢いです・・・

富士山

静岡県の社会増加率・メニュー

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静岡県の社会増減数

静岡県は海山の自然に恵まれ温暖で住みやすく近畿圏にも関東圏にも比較的近いというイメージがありますし、産業面でも有名企業がそこそこ多い。

過去の調査ではニュージーランドよりGDPの規模が高かったこともあります。・・・といっても、羊の国と比べてもあまり意味はないのですが(笑)

そんな静岡県も全国で見られるように少子化は進んでいます。

出生数は1973年(昭和48年)をピークに減少してしています。

静岡県も同様の傾向があり特に2005年から2010年までの5年間で約27000人も人口が減少。

特に県中部の川根本町や森町はその傾向が顕著に現われたらしい。

さて現在の静岡県はどうなっているのか?

下記は県の公式HP、健康福祉部がまとめた少子化関連データの一部です。

  •  総人口・・・366,8万人 全国10位(平成25、10,1)
  • 出生数・・30,260人 全国10位(平成25年)
  • 合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)・・・1,53 全国15位(平成25年)
  • 人口の社会増減数(転入-転出)・・・△6,892人・・・全国46位

別荘で過ごす人や二地域居住といった人も今では多いため社会増減数が一概に移住促進効果を表すものではないと思いますが、長野県では幾つかの市町村が20位以内に入っていますし、千葉県も平成25年度中の社会増減数は12,500人以上増加。移住者歓迎度が高くて知られる鳥取市では9年で1500人近い人が移住しています。

しかし静岡県は移住したい都道府県の上位に常にランキングされながら社会増加数はこの低さ!!これには少しがっかり・・・

同雑誌に体験制度や相談会の開催数、空き家登録件数の多さなどを示す「移住者お役立ちランキング」という項目があるのですが、この中にも静岡県の自治体は何処もランキングされていません。

個人的にはせめてこちらの項目でもどれかで上位に入ってほしいと思いました・・・

そんな訳で、移住者獲得に向けて、がんばれ静岡!!ついでにがんばれキングカズ、最年長ゴール更新へ(笑)


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