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富士山周辺の観光情報

蓬莱橋は世界一長い木造建築の橋で897.422㍍ =「厄なしの橋」でもある

2018-10-26T23:25:06+09:00 2018/10/26

大井川には現在2本の橋がかかっています。

鉄筋コンクリート製の新橋である島田大橋と木造橋「蓬莱橋」です。

島田大橋は蓬莱橋より新しく、地元の人たちや観光にきた人たちのほとんどが、島田大橋を利用しています。

蓬莱橋はこの島田大橋が掛かってからは、使用されていませんでしたが、1997年(平成9年)12月30日に「世界最長の木造歩道橋」としてギネスブックに認定され、観光スポットとなりました。

全長897.422メートルの長い橋で、往復約2キロ。

「897.4 mの長い木橋」にかけて「厄なしの長生き橋」とも言われています。

「蓬莱橋」という橋名は、静岡藩知事でもあった徳川家達が、かつての家臣たちの激励のために訪れた時に、牧之原台地を宝の山を意味する「蓬莱山」に例えたことが名前となりました。

蓬莱橋へは、島田駅から歩いて行くと15分程度です。

また、駐車場も完備されており無料です。

蓬莱橋へのアクセス

蓬莱橋の概要 どうして「蓬莱橋」が何で架けられたか

江戸時代、幕府がある江戸防衛の目的から架橋や渡船は許されておらず、東海道最大の難所として知られていた大井川を渡るには一苦労であり、お金があるものが川越人足を使ったりして渡っていた。

だが、1879年(明治12年)旧幕臣が茶畑として開拓した牧之原台地と、東海道の島田宿を結ぶためようやく橋が架けられ、それが蓬莱橋である。

蓬莱橋はすべて木製の橋であったが、架設後の橋は災害や川の増水で幾度も被害を受けたため、1965年(昭和40年)に橋脚部分だけはコンクリート製にする改造を受けており、完全な木造建築ではなくなりました。

蓬莱橋の年表と通行料金

  • 明治12年(1879年)1月13日 - 完成。
    牧之原台地の開拓農民らの出資により建てられ、関係者以外からは通行料金をとったことから、現在も賃取橋有料である。
  • 昭和40年(1965年) - 橋脚がコンクリートパイル化される。
  • 平成9年(1997年)12月30日 - ギネスブックに「世界一の長さを誇る木造歩道橋」として認定。

蓬萊橋は度々崩落・流失の被害に遭っており、以下に近年の事例は以下のとおりです。

2000年(平成12年)9月、台風による増水で橋脚が流失、約550 mの区間が通行止めとなる。翌年(2001年)4月に復旧完了。

2003年(平成15年)8月、台風10号の影響で橋脚が流失する。翌年(2004年)3月に復旧し全面開通。

2007年(平成19年)7月15日、台風4号の影響で橋の一部(右岸側の約70m)が崩落、橋脚ごと流失し、通行不能となる。

同年8月24日に大井川左岸からおよそ500mまでの区間は開放された。

翌年(2008年)3月25日、復旧工事完了により、午前9時より全面開通された。尚、この時にかかった費用は3880万円であった。

2011年(平成23年)9月4日から5日にかけて、台風12号の影響で橋脚3脚が流失し、通行不能となる(平成に入って9度目)。

加えて復旧が進まないうちに同月の台風15号の影響によってさらに橋脚が流出した。

翌2012年3月に修理が完了し、3月31日に開通式が行われた。

そして現在、一部の破損により通行禁止となっている。

現在の蓬莱橋の通行料は維持管理のために使用されており、料金は以下のとおりである。

歩行者・大人 - 100円

歩行者・小学生以下 - 10円

自転車 - 100円

 

蓬莱橋の通行規制・制限について

通行できる時間は朝8時30分から夕方17時。

通行禁止の日は特になく、一年中通行可能。

ただし、通行可能なのは歩行者と自転車のみ。

かつてはリヤカー、オートバイも通行できたが老朽化のため通行が禁止されてしまった。

蓬萊橋897.4茶屋(やくなしちゃや)がオープン

平成30年3月20日に蓬萊橋のたもとで改築工事が進められていた番小屋が、島田市の物産販売所とお茶屋に生まれ変わりました。

物産販売所は、「蓬萊橋897.4茶屋」(ほうらいばし やくなし ちゃや)と言い、蓬萊橋の長さの897.4mから名付けられました。

茶屋の開店時間は、下記のとおりです。

4月~9月 9:00~17:00

10月~3月  9:00~16:00

蓬莱橋はパワースポットでもある

蓬萊橋は、長さが「897.4m」「やくなし」=「厄無し」、「長い木の橋」=「長生きの橋」など、厄払いや長寿のご利益スポットでもあります。

橋の対岸は散策路となっていて、長寿祈願の鐘や七福神像などのご利益ポイントが点在しています。

蓬莱橋が使われた映画やドラマについて

蓬莱橋の駐車場について

第1駐車場(橋より約100m上流側)普通車26台(身体障害者用2台)・観光バス11台

第2駐車場(河川敷)普通車70台(大型不可)
(※第2駐車場のみ平成30年12月~平成31年3月(予定)まで舗装工事の為、ご利用できません。
ご了承下さいますよう、お願い致します。)
※駐車場は無料です。
※蓬莱橋南側(大井川右岸)には駐車場はありません。

下の写真は第2駐車場の写真です。

第1駐車場より近いので、こっちに停める事をすすめます。

蓬莱橋駐車場写真

駐車場から蓬莱橋に向かう最中に注書き。

「蓬莱橋 橋脚破損のため通行できません」と書かれています。

注意書き看板写真

まるで、江戸時代にタイムスリップしたような長い橋です。

注書き破損とありますが、ここから見る限りで破損しているように見えませんね。

蓬莱橋の写真

少しだけ渡れるようです。

蓬莱橋の写真

渡ってみましたが、少しギシギシ音を立てていましたが、安定感のある丈夫な橋で危機感などは感じませんでした。

ただ、風が強い日は帽子などが飛ばないように注意したほうがいいかも。

少し残念だったのが橋を降りて川に近づくと少しドブ臭かったこと。

夏はこの匂いが橋まで匂いそうです。

お茶屋の写真

蓬莱橋の近くには記念碑と銅像、茶屋があります。

銅像の写真

記念碑は、ギネス記念の石碑です。

「世界一長い木造歩道橋」と掘られていました。

記念碑の写真

茶屋を過ぎたところに、蓬莱橋110年記念碑があります。

記念碑の写真

記念碑の解説文

大井川は、明治15年(1882年)国の改修工事が開始され、平成4年(1992年)で110周年を迎えた記念として碑を建立しました。

中心の柱は大井川を表し、その柱をとりまく輪はそこに暮らす人々の街をイメージしています。
上に伸びる川と斜の輪には川と人と街の安全と調和の土台になっているのは堤防であるという事を表現しています。
輪と柱をつないでいるパイプを9本使用することで、大井川周辺に位置する3市6町を表し、パイプとパイプの空間は、大井川周辺各市町村の面積比で表現しています。

碑の高さは、河口までの流路延長160キロ㍍の約10万分の1、円の面積は周辺市町の行征面積149・809HAのおよそ1千万分の1に表現されています。

茶屋について

茶屋の見た目は江戸時代の茶屋の雰囲気と現代の建築が半分ずつといった感じ。

日本らしい茶屋です。

お茶屋の写真

茶屋で人気の商品はこちらの「濃厚グリーンティーアイスクリーム 289円」と「芳醇グリーンティーソフト 267円」です。

アイスの写真

それと珍しいお土産系はジュースです。

ジュースの入ったガラスの冷蔵庫に「桜えびサイダー」「わさびジンジャエール」「富士山コーラ」。

お土産でしか見ることない商品ですね。

飲み物の写真

茶屋なので、お茶もだしています。

カフェのようになっていて、目の前でお茶を蒸してだしてくれるようです。

喫茶店メニューの写真

店内には、蓬莱橋にちなんだバックや小物、石、江戸時代とかに使われていた「通行許可書」などが売っています。

お土産の写真

お茶や羊羹、まんじゅうも売っていますが店内の一番奥の壁に大井川を渡っている浮世絵が飾られています。

絵から察するに、大名行列の様子かと思います。

映画の高速参勤交代がふっと思い浮かびました。

お土産の写真

中でも一番人気は「蓬莱寿し」。

平日に行ったのですが、売り切れでした。

お土産の写真

蓬莱橋

茶屋を出て、再度蓬莱橋をみました。

今日は天気が良く、奥の山までくっきりみました。

江戸時代の人たちもこの橋をこんな風にみて、茶摘みに行ったのでしょうか。

蓬莱橋の写真

橋は夜になるとライトアップされるそうです。

橋を下から見た写真です。

強化のために鉄が入ったと聞いていましたが、そうとは全く思えないほど木造感が漂っていました。

木の橋が向こう岸まで続いている、ただ組まれただけに等しい橋が。

この迫力はぜひ行って感じてほしいで

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