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富士山周辺の桜の名所

富士山周辺の桜の名所・日本五大桜「狩宿の下馬桜」の場所と見頃

2014-04-06T18:00:55+09:00 2014/04/06

日本五大桜に指定されている有名な桜をご存知でしょうか。

どの桜も樹齢800年から1000年以上とも言われる超古木で、1922年(大正1年)に国の天然記念物に指定されています。

「狩宿の下馬桜」も五大桜の一つ。他の桜は以下のようになります。

  • 石戸桜(いしとかばざくら)・・・埼玉県北本市石戸宿東光寺境内にある樹齢800年以上のカバザクラ
  • 三春滝桜(みはるたきざくら)・・・福島県田村郡三春町大字滝字桜久保にある樹齢推定1000年超のベニシダレザクラ(紅枝垂桜)
  • 神代桜(じんだいざくら)・・・山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にあるエドヒガンザクラ。樹齢は1800年とも2000年ともいわれる。
  • 淡墨桜(うすずみざくら)・・・岐阜県本巣市(旧・本巣郡根尾村)の淡墨公園にある樹齢1500年以上のエドヒガンザクラ。

「狩宿の下馬桜(かりやどのげばざくら)」は富士山の麓、富士宮市狩宿にある日本最古とも言われる「山桜(学名はアカメシロバヤマザクラ)」です。

樹齢は800年を越えます。

最盛期の大きさは、幹周り8,5m、樹高35mというかなりの巨木だったらしいのですが、長年において何回も台風等の影響を受け今はその半分程度の見た目です。

この桜が何故有名なのか?

それを説明する案内看板が出ていました。

それを見ると、昔この地で源頼朝が「富士の巻狩り」と呼ばれる、軍事訓練のための大規模な狩猟を行っていました。

その際、馬から下りた地がここ狩谷であったことで「狩宿の下馬桜」と呼ばれるようになり、馬をつないだ桜のため「駒止めの桜」とも呼ばれるそうです。

例年見頃となるのは、4月の中旬から下旬。

周辺の田畑には同時期に開花する菜の花が植栽され、山桜の薄いピンク色との鮮やかなコントラストを実現させています。

狩谷の下馬桜

「狩宿の下馬桜」の場所と見頃・メニュー

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 「狩宿の下馬桜」の場所・アクセス

所在地は静岡県富士宮市狩宿98−2 。地図では以下の位置になります。


大きな地図で見る

東名・新東名で行く場合、「富士インター」で下り139号線(西富士道路)を山梨の方に向かいます。

富士宮市街を過ぎると「北山IC」が見えて来るのでここを左に入ります。

写真はクリックで拡大します。

静岡県富士宮市狩宿 静岡県富士宮市狩宿

すぐにT字路になっています。ここを左折します。(左下)

道なりに行くと交差点があります。

ここは右折し414号線に出ます。(右下)・・・ちなみに直進すると「大石寺」。ここも桜の名所です。

静岡県富士宮市狩宿 静岡県富士宮市狩宿

414号線の右側を注意して見て行くと、下の案内看板が出ています。

このすぐ先を左折し細い道を直進すれば突き当りに「狩宿の下馬桜」があります。

静岡県富士宮市狩宿 静岡県富士宮市狩宿

富士急静岡バスでも来ることができます。

ここは「中井戸」ですが、次が「狩宿下馬桜入口」になります。

静岡県富士宮市狩宿


「狩宿の下馬桜」の見頃と「さくらまつり」

行って見たのは4月初旬。

少しは咲いているかと思ったのですが、蕾は膨らんでいるものの全く咲いていません。

見頃は4月中旬から下旬。

10日頃には開花が始まるというのはどうやら間違いないらしい・・・

狩宿の下馬桜 狩宿の下馬桜

桜の側には天然記念物であることを記した石碑が建てられていました。

桜の周りの菜の花は「狩谷さくらの会」が植えています。

狩宿の下馬桜 狩宿の下馬桜

狩宿「春の菜の花さくらまつり」

毎年見頃となる4月中旬には「狩宿さくらまつり」が開催されます。

桜の周辺と井出館特設舞台を会場に、舞台公演や田楽座、日舞、地元 特産品の販売などが予定されています。

子供が喜ぶミニSL試乗体験コーナーもあるみたいですよ。

右側にも桜がありました。馬をつないだ桜のため「駒止めの桜」とも呼ぶみたいですね。

桜の裏には実行委員会のテントが張ってあり祭りの準備が進んでいました。・・・ただし雨天の場合は中止です。

狩やの桜 狩やの桜

期間中は富士宮駅からシャトルバスが無料で運行しているようです。

詳しくはページ下の関連記事でお確かめ下さい。


  「井出家高麗門及び長屋」

狩宿の下馬桜の裏側には何やら古い家が残されています。

これは、富士宮市指定文化財の「井出家高麗門及び長屋」です。

建てられている説明看板を見ると、この井出家は中世以来からの歴史を持つ名家で、邸宅周辺は源頼朝が富士の巻狩りを行った際、邸宅周辺は宿に使用されたようです。

火災により建築年代は定かではないようですが、当時の上層農家の特徴を持つ古くからの建築様式が継承されている建物とのこと。

井出家高麗門及び長屋」 井出家高麗門及び長屋」

門の両側にあるのが長屋です。

井出家高麗門及び長屋」 井出家高麗門及び長屋」

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長屋の中央にあるのが高麗門なのでしょう。

裏の家には今も人が住んでいるようで、長屋の中は農機具などがあり物置みたいになっていました。・・・観光客は自由に敷地内に入っていましたが問題ないのだろうか?

井出家高麗門及び長屋」 狩谷の下馬桜

表の脇には井出家についての詳しい解説が記された張り紙がありました。

これを見ると間取りや建築様式などが分かりますよ。

狩谷の下馬桜 狩谷の下馬桜


 トイレと駐車場

駐車場は40台停められます。

料金は無料。大型も停められるようです。

狩谷の下馬桜 狩谷の下馬桜

トイレは桜の北側(右側)。

まだ建てたばかりみたいですね。

狩谷の下馬桜 狩谷の下馬桜

天気が良いと富士山が山頂までくっきり見えます。

周辺の観光案内も設置されているので付近の散策に便利ですよ。

狩谷の下馬桜 狩谷の下馬桜


  関連記事・参照先

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