忍野八海に観光に行って風景やグルメを満喫しました 一押しのお土産を教えます
2018-01-08T19:10:48+09:00 2018/01/08
お正月も終わって、仕事を始めている方々も多くなりました。
観光地もようやく空いてきた頃だと思います。
なので先日、忍野村の忍野八海に行ってきました。
忍野八海とは、8つの池がある山梨の観光名所です。
そこそこ知名度もあり、観光地にもなっていて春は桜見で賑わい、夏は池を見に涼みにくる人々、秋と冬は忍野村の景色を撮る人たちなど、四季によっての様々な魅力を楽しめる場所です。
駐車場について
忍野八海は駐車場が4つありますが、これはあくまで私の認識で4つです。
何故認識かというと、観光会社が運営、管理している駐車場は2つあり、あとの残り2つは地元の人が持っている土地を駐車場にしていたものでした。
という事は、もっと探したりすれば駐車場がある可能性が出てくるわけです。
ちなみに、観光会社が運営している駐車場は公式サイトや案内地図にも乗っているものです。
私は、入り口のすぐ前の公式観光サイトに乗っている駐車場を使いました。
一日300円の大型バス兼、一般車両の広い駐車場でした。
バックに見える山は富士山で、忍野八海は富士山から東方面に位置します。
この駐車場には、忍野八海の地図もあり、利用しやすい駐車場です。
結構大きいので見やすいです。
忍野八海とは?
そもそも、忍野八海とはなんなのか、軽く説明をします。
忍野八海(おしのはっかい)とは、山梨県忍野村にある湧泉群で、世界文化遺産「富士山」の構成資産のひとつに含まれています。
富士山の雪解け水が地下の溶岩の間で、約20年の歳月をかけてろ過され、湧水となって8か所の泉を作りました。
この泉は国指定の天然記念物、名水百選に指定されており、県の新富嶽百景にも選定されています。
この新富嶽百景(しんふがくひゃっけい)とは、日本を代表するシンボルとして有名な富士山のビューポイントを、山梨県が多くの人に知ってもらおと平成6年(1993年)度に「新富嶽百景」と選定したもの。
2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録された。
大昔、例えば江戸時代には、富士山に入山する(今で言う登山)前に身を清めるために訪れる巡礼地でもありました。
つまり、今で言うパワースポット的なものです。
特に天保14年(1843年)に、禊ぎの池として有名になり、知名度が一気に上がりました。
ですが、明治元年(1868年)に成立した明治政府の廃仏毀釈(新しい文化の改革で、仏教破壊運動、寺壊しなど)によって富士信仰は衰退し、忍野八海における水行も徐々に行われなくなり、第二次世界大戦後には禊ぎを行う行者姿はほとんど見られなくなってしまいました。
そして時は経ち、昭和40年(1965年)頃から、忍野八海がまた再度注目されはじめ、昭和60年(1985年)に「全国名水百選」に選ばれたことにより、観光地化が進み、現在に至りました。
ちなみに、パンフレットは忍野八海公式ナビサイトにてダウンロード可能です。
忍野八海
忍野八海の八つの湧き池の紹介をします。
ナンバー1、出口池(でぐちいけ)
一番大きな池
八海の中で一つだけ離れた場所に、面積が一番広い池です。
後方はすぐ山となり、ちょうど池を見下ろす林のなかに出口稲荷大明神の神社があります。
周りには売店などもなく、観光客の数もぐっと少ないですが、整備されていない自然的な姿を見ることができます。
全ての池に、こういう看板がついています。
池には、鯉や鱒が泳いでいて、池の底が見える透明度でした。
ナンバー2、お釜池(おかまいけ)
小さくとも、豊富な水量を誇る池
八海の中で最も小さな池です。
バイカモが揺れ動く景色や水深の青さを観賞できます。
これは入り口の様子です。
この細い道を進んでいくと、池があります。
ちなみに、バイガモとは漢字で梅花藻といい、白い小さな花を咲かせる流水で育つ植物です。
この、池の底に生えているのが、バイガモです。
泳いでいる魚は、鱒のアルビノ種だそうです。
サンバー3、底抜池(そこなしいけ)
洗物が消えると云う伝説のある池
底抜池は、「はんの木林資料館」の敷地内なので、入館料の300円が必要となります。
それと、池を撮影して掲載などは許可が無いとだめらしいので、ここでの掲載はできません。


入り口の看板です。
雪が降ればこんな漢字の景色になるそうです。
静岡県は、だいたい2月が雪が比較的降りやすい時期なんだとか。
2月にくれば見れるかもしれません。
この池には、鯉がいっぱいいました。
餌を上げることもでき、池の淵によると群がってきます。
群れの中で、一際大きい鯉がいました。

ナンバー4、銚子池(ちょうしいけ)
縁結びの池と伝えられている
湧池から阿原川沿い脇の草地の中にひっそりとあります。
池の底の砂地から砂を巻き上げ水が湧いているのがよく見えます。
他の池に比べると、面積や透明度、深さはあんまりないです。
深さがあまりないかいあって、他の池では見られない、池の湧いている様子がうっすらみえます。
観光客の人たちも、あんまり居ないので静かな場所です。
ナンバー5、湧池(わくいけ)
景観を誇る池
八海の中で一番賑やかな通りに面する池です。
土産物屋が立ち並び、向かいには水車小屋があります。
湧水量も豊富で、揺れ動く水面や深い水底の景観が美しく忍野八海を代表する池です。
この湧池の水は、NASAのスペースシャトルチャレンジャー号の宇宙で、人工雪が作れるか?という実験に使われました。
鱒がいっぱいいますが、よく見ると鮭もいました。
ナンバー6、濁池(にごりいけ)
一杯の水を断り濁ったといわれる池
湧池に隣接し、阿原川と合流しているこの濁池は、池というより川っぽい池でした。
名前は濁池ですが、今では水は清らかで濁っていません。
池底からごく少量ですが、湧水が確認されています。
奥の川が阿原川です。
川に見えるのは、流れが結構早いからかもしれません。
ナンバー7、鏡池(かがみいけ)
水面に富士山を映す池
湧池から続く賑やかな通りの北側にあり、鏡池は湧水がとても少ないです。
この池は条件が整えば、水面にはっきりと富士山が映り込み、見事な逆さ富士を見ることができます。
量が少なく、浅いのでちょっと濁っているように見えるかも。
鱒もあんまりいなく、浅いので透き通っているのかとかわかりづらかったです。
ナンバー8、菖蒲池(しょうぶいけ)
菖蒲にまつわる美しい伝説が残る池
最後の菖蒲池は、鏡池の東側にあり、大人の背丈ほどに成長したショウブ(サトイモ科)と外来種であるキショウブ(アヤメ科)等の植物がみられます。
流れもなく、浅く、横に広いこの池が菖蒲池の特徴です。
湧池などを見たあとだと、迫力はないですが、日がずっと当たっているので長閑な、池と言った雰囲気を楽しめます。
以上が8つの池の紹介でした。
町並み
忍野八海の魅力は、池でなく町並みも風情があって楽しめます。
トイレもこういった、日本らしいデザインで作られていたり。
今は使われていませんが、昔使われていたそばを打つ小屋も残されています。
現在のそば打ち小屋は、湧池の側にあり水車がついています。
そば粉を作る機械がこの水車によって自動で動かされています。
これは、旧水車で濁り池の近くにあります。
大通りやその他の池
八海に含まれていないけど、キレイな池もありました。
これは、湧池の近くの池で、写真だと浅く見えますが、実際は結構深い池です。
池の底に、キラキラ光る石がみえますが、これはコインです。
なんでも、海外の観光客の人たちが主に入れていったようすで、看板がたてられていて、「池に硬貨を入れないでください」とありました。
お土産屋さんの並ぶ通りもあります。
大体のお客さんがここで買い物をしているようです。
お団子屋さんが3つくらいあって、中でもこのお団子屋さんは内装が凝っていました。
大きなお団子のオブジェがかわいいです。
実は事前に調べた際に、この紅餅が評判も良く食べたいと思っていたのですが、売り切れでした。
個別でしか売っていなく、残念です。
これは、大通りの中心にある、深さ8メートルある池です。
多くの人が、一番見に来る場所であり、透明度が最も実感できる池です。
8メートルの深さなのに、底がみえるんですから、深い感覚がわからないです。
この忍野八海は、鱒やイワナなどがよくいて、塩焼きのお店も結構あるのですが、中でもこのお店は個人的におすすめです。
値段は700円と高めですが、カットしたレモンと、プラスチックの皿をつけてくれます。
串焼きって、だいたい後半になると食べづらくなるし、塩も濃い目がおおいので塩っぱい事がおおいですが、レモンがつくのであっさりしてて、お皿もあるのできれいに食べられます。
これは、大通りの風景です。
富士山と池、それと建物が入って、写真を取るなら大通りのここが一番忍野八海らしい写真が撮れます。
名物桃の大糖領(だいとうりょう)
今は季節が冬なので売ってませんが、有名な桃がこの忍野八海で売られています。
それは、大糖領という桃です。
楽天やヤフーでも高値で通販されていて、売り切れがよくあり、まとめサイトまであります。
糖度12.5度以上の桃で、桃秀品等級で出荷されています。
大きさは、普通の桃より1、5倍あります。
この桃を育てるために、桃の生産者さんは、地面一面にビニールシートを敷き詰め、太陽光の反射まで利用して桃を甘く実らせているんだとか。
最後になりますが、この記事を読んで忍野八海に興味が出たら、ぜひ行ってみてください。
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