田舎暮らしブログ

田舎暮らしブログでは、田舎暮らしに役立つ情報やニュース、コラムを発信していきます。田舎暮らしに興味のある方はゆっくりご覧になっていって下さい。



家庭菜園・野菜作り

発芽したら8割栽培成功!栄養豊富で連作可能の一年中収穫できる人参栽培

2018-10-12T00:29:02+09:00 2018/10/12

夏から現在にかけて様々な野菜を育ててきました。

その中で思ったことがあります。

それは「一年中収穫できる野菜はないのか?」という事でした。

この一年中がなぜできないかというと、「連作問題」があるからです。

例でいうと、きゅうり等は畑に一度植えたら1〜2年は連作問題あるので植えられないという感じ。

これを無視して次の年も植えると、「特定の病原菌の増加」「養分の偏り」「害虫の増加」が起こりますので、連作できるかどうかはよく見ておかないといけません。

ですが、同じ土、同じプランターを使わなければ連作はできます。

畑で植える場合が一番注意すべきでしょう。

話は戻しますが、連作可能な野菜は「アスパラガス・カボチャ・コマツナ・サツマイモ・ズッキーニ・タマネギ・トウモロコシ・ニンジン・ニンニク・ネギ・ラッキョウ・・・」が有名どころです。

もっとありますが、あまりメジャーな野菜(日常で食さないような)ではなかったので控えます。

上げた中でもニンジンが特に栽培もしやすく、栄養も豊富な為家庭菜園で人気。

というわけで、今回は「ニンジンを栽培して、うまくいったら一年中収穫してみよう」という企画にしました。

栽培にするために様々なニンジンのことを調べたのでここに記載します。

人参の概要 特性や栄養素について

ニンジンはセリ科の野菜で、原産地はアフガニスタンのヒマラヤ山脈とヒンズークシ山脈が交わる辺りです。

山が多いため、傾斜に畑を作り日があたりやすい環境で栽培されていると考察します。

日本に伝わった道のりは、まず東の中国から江戸時代に大長人参が伝わり、次に西のヨーロッパからは西洋系の短い人参が長崎に渡来して、現在のように日本の食卓でニンジンが並ぶようになりました。

品種についてですが、白色やクリーム色、黄色や紫色など、カラフルな人参もあったりするそうです。

ニンジンは種まきから、収穫までの日数は根長によって異なり、単根種で約80日、長根種で約140日となります。

ニンジンの栄養素について 野菜の中でも軍を抜いてカロチンが多い

ニンジンは料理に彩りを与えてくれるだけでなく、栄養も豊富な野菜で、抗酸化作用のあるカロテンは、野菜のなかでもトップクラスです。

ニンジンに含まれる栄養はこちらです。

  • ビタミンA(カロチン)
  • ビタミンC
  • カリウム
  • カルシウム
  • 食物繊維

特にビタミンAカロチンが優秀で、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがあることがわかってきています。

心疾患(心臓病)やある種のがんのリスクが低減することあります。

ただし、ガンや病気に効くからと言って、あくまで予防。

大量に摂取した際に有害になったという例がありますので摂取は適度に摂取しましょう。の大様と言われるぐらいカロチンを多くむ健康野菜の代表格。

また、加熱後にカロテンの量がほとんど減らないのもニンジンの栄養の特徴です。

意外と知られていない事 ニンジン葉は栄養豊富

ニンジンの葉は、ビタミンやミネラルがきわめて豊富に含まれる緑黄色野菜です。

とくに、カリウム、カルシウム、ビタミンCは根よりも豊富に含まれています。

炒めて醤油やみりんなどで味付けしたり、ゆでておひたしにするとおいしく食べられますので、間引いたあとの苗は捨てずに調理に使いましょう。

料理で使う際のワンポイントアドバイス

ニンジンは油と相性がよく、カロテンは油とともに摂ると吸収率がアップし、生で食べるよりも何倍もカロテンを摂取できます。

炒めものなどで豊富なカロテンを効果的に摂りましょう。

人参の栽培方法 人参は発芽したら8割成功と言われている

ニンジンは移植できない野菜です。

なので、種は土に直播きします。

ニンジンは発芽率が低く、低温/高温、乾燥した環境では発芽しにくい特徴がありますので、発芽までが一番注意が必要。

集団で種まきすると発芽率がよくなりますねので、まく際は多めに。

一番重要な発芽について

種まきから10日前後経っても発芽しなければ、種をまき直した方が良いかと思います。

十分に水やりを行った後に、新聞紙などを用土の上に被せて種が乾燥するのを防ぐようにします。

発芽した後は新聞紙をすぐに取り除きましょう。

水やりについて

発芽には水分が必要です。

冒頭でもいいましたが、ニンジンは乾燥を嫌います。

なので、雨が降った翌日にまくのがベスト。

まく前に土が乾いていたら、たっぷり水をまきましょう。

雨が降らず乾燥が続きそうなときは、発芽するまで毎日、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをして、水を切らさないことが大切です。

プランターで育てる方で室内で育てる予定の方におすすめなのですが、種をまいたあとテッシュを1枚かぶせて、水をかけると乾燥しにくく、手間もあまりかかりません。

間引きについて

人参は初期は生育がゆっくりなので、本葉1~2枚になるまでは間引きをせず、競争させて大きく育てます。

本葉2~3枚になったら、1回目の間引きを行います。

生育の悪いものや色の悪い株を抜き、葉先が軽く触れあう程度に間引きます。

2回目は、本葉5~6枚のころに、最終株間の10cmになるように間引きます。

人参は葉の部分も栄養があるので、間引いたものも捨てずに食べましょう。

また、生長の早い雑草に負けないよう、生育初期は除草を徹底しましょう。

収穫について

種まきから3ヶ月半ほど、葉が茂ってくる頃が収穫期になります。

根元を少し掘って太さを確認し、根が太ってきたものから収穫。品種にもよりますが、地上部に出ている根の直径が4〜5cmくらいで収穫します。

収穫する際は、茎の下の方を持って真っ直ぐ上に引き抜きます。

確認のために掘った土は、そのままにしておくとニンジンが緑化してしまうため、収穫しない時は土を掛けておきましょう。

また、成長し過ぎたニンジンは実割れ(裂根)を起こすため、採り遅れないように注意。11月中旬以降に収穫サイズに育ったニンジンは実割れの心配がないため、ゆっくり収穫することができます。

側根が等間隔に並んでいるものが美味しい

収穫したニンジンを見ると、側面に小さなくぼみが縦に並んでいて、そこから細く短い根(側根)が生えています。

側根が等間隔に並んでいるものは、生育が順調で美味しいニンジンの証。有機肥料でゆっくり育ったニンジンは等間隔に1列に並びます。

逆に、側根の間隔が狭い/広い部分があるものは、その間の生育条件が悪かった証拠です。

日数による収穫の目安は、三寸人参で発芽から60日~90日、五寸人参は90日~120日くらいです。

人参の肩がはってきたころから間引きをして大きさをチェックし、五寸人参では根の長さが15cmくらいになっていたら収穫適期です。

収穫方法は、株元をしっかり持って上方にまっすぐ引き抜きます。

収穫が遅れると根割れが多くなるので、早めに収穫しましょう

人参栽培の注意点

ニンジンは連作障害が出にくいため、同じ場所での連作が可能という話を最初にしました。

ですが、害虫はつきます。

なので、コンパニオンプランツとして「エダマメ」を混植すると、お互いの害虫(ニンジンのアゲハチョウと、エダマメのカメムシ)を予防する働きがあるのでおすすめ。

ただし、逆効果の場合もあります。

ニンジンと「インゲン」を一緒に植えると、どちらも「ネコブセンチュウ」の被害を増大させたりします。

病害虫

夏まきはコオロギやキアゲハの幼虫が発生して被害を受けます。

コオロギには、株ぎわがかじられて枯れます。

キアゲハの幼虫は、葉を食い荒らします。

なので、よく観察して害虫をみつけしだい除去しましょう。

土中に繁殖するネコブセンチュウにおかされると、根にコブができて分岐し、肥大しなくなります。

センチュウの多い畑では、種まき前に土を消毒するか、天地返しを行いましょう。

病気では、うどん粉病や黒葉枯病などが発生することが稀にあるそうです。

なので、間引きをしっかり行い、風通しよく育てましょう。

長く収穫するには

ニンジンは一度にたくさん利用することがあまりないので、種まきをずらして長く収穫したいところですが、種まき適期の期間が短いし、発芽のためにはどうしても一度にたくさんの収穫になってしまいます。

そこで、生育期間の短い3寸ニンジンと、生育期間の長い5寸ニンジンを組み合わせて栽培するといいそうです。

3寸と5寸ニンジンを同時に種まきし、生育期間の短い3寸から収穫を始め、収穫が終わるころに5寸の収穫がちょうど始まるように種まきの量を調整することで、長く収穫するという仕組み。

そして、3寸ニンジンを収穫したらまたすぐに植えます。

5寸も同様です。

雑草に注意

生育初期は水やりと同じくらい、除草が大切。

人参は生育がゆっくりで、本葉が3~4枚になるまでに1か月かかります。

除草が遅れると雑草に負けてしまって成長しなくなります。

なので、とくに生育初期はこまめに除草しましょう。

人参のプランター栽培について

ニンジンのプランター栽培は、プランター用のミニニンジンが最適です。

ニンジンは発芽したら半分は成功といわれています。

つまり、その発芽が難しいのですが、発芽したらあとは簡単。

発芽まで土を乾燥させないよう細心の注意を払い、苗が小さいうちは雑草をとり、間引きもしっかりして大きく育てます。

そして今回、私はこのピッコロで販売している「ミニサラダ人参」を使いました。

用意したプランターはこちら。

夏に、トマトを栽培したプランターで土もそこからほとんど変えずなので、土代はないです。

ミニニンジンの種は通常の種とは少し違います。

通常の種の数倍小さく、平たいです。

これを縦に撒きます。

下の写真のように土に線のようなくぼみを作って撒くとやりやすいです。

9月17日に植えて、9月24日に発芽しました。

約一週間で発芽です。

拡大した写真が下の写真。

家の中で育てていますが、カビや害虫、雑草の被害に合わず問題なく育ってきていますので嬉しいです。

尚、写真に写っている白い毛は、家で買っているペットの毛ですので、カビなどではないので安心してください。

スポンサーリンク

-家庭菜園・野菜作り