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富士山周辺の観光情報

ヘルメット無しでは廻れない、西湖の天然記念物「コウモリ穴」

2013-09-11T10:00:02+09:00 2013/09/11

コウモリ穴(蝙蝠穴)は西湖の西側にある青木が原樹海の中の溶岩洞穴です。

洞窟は他にも「鳴沢氷穴」や「富岳風穴」がありますが、コウモリはここだけに多く生息しています。

それは、この洞窟の内部の温度が他の溶岩洞穴と異なり、年間通じて温暖であるため多くのコウモリが冬眠することができるのです。

一時期は周辺の開発や、観光客のいたずらなどでコウモリは絶滅寸前まで追いやられたそうです。

しかし、入洞制限や関係者の保護活動により次第にコウモリたちは戻り始め、最近の調査では多くのコウモリたちの生息が確認できています。

ここも国の天然記念物に指定されています。

指定された基準は、コウモリの生息地ということと溶岩洞穴という複合的なものからです。

ですから、コウモリたちがこの先もここで生息していけるようにするのは、我々の務めなのかも知れません。

コウモリ穴

西湖の天然記念物「コウモリ穴」・メニュー

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 コウモリ穴の場所・アクセス

地図でこの位置。

住所は山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068。ほとんど西湖の湖畔に位置しています。


大きな地図で見る

おすすめは「風穴」や「氷穴」を見た後に周ると効率的。

左下の看板は「富岳風穴」の前にある案内標識です。

富岳風穴からは2,6kmで行くことができます。

コウモリ穴 コウモリ穴コウモリ穴 コウモリ穴


  ヘルメットを持って青木ヶ原樹海を行く

券売所は建物の右端。

料金は大人300円、子供150円。団体割引とJAF割引があります。

ただ、コウモリは夜行性のため昼間は見ることができない、という注意書きが貼られているのでどうしても実物を見たいという人はやめたほうがいいかもしれませんね。

コウモリ穴 コウモリ穴

券を購入するとヘルメットが渡されます。

鳴沢氷穴もけっこう狭いところがありましたが、ここはそんなものではありません。

このヘルメットを渡されたことが後でつくづく分かります。

右下の写真はメディアで紹介されたものです。

コウモリ穴 コウモリ穴

青木ヶ原樹海の中を500m位歩くかな?

けっこう入口から遠いですよ。

道には木を削ったものが敷き詰められているので歩きやすくなっています。

コウモリ穴 コウモリ穴

かなり入った所に青木ヶ原樹海のおいたちと、この付近の植生についての説明が書かれた看板が建てられています。

コウモリ穴 コウモリ穴

順路に従って進むと比較的新しい渡り廊下みたいなものが見えてきました。

コウモリ穴 コウモリ穴

ここを下っていくとようやく「コウモリ穴」です。

入口に鉄格子がされているのは、保護活動として設置された防護柵です。

これで一時期入洞制限をしていたみたいです。

今でも、12月1日から3月19日まではコウモリたちの冬眠にあたるようで、一般の立入は禁止されています。

コウモリ穴 コウモリ穴

夜間にコウモリたちが自由に出入りできるように、門の横の部分が横格子になっているそうです。

コウモリ穴


 一部極端に狭い洞窟の内部

いよいよ洞窟に入ります。洞窟の総延長は386,5mと他の洞窟に比べ長くなっています。

少し行った所にこの洞窟とコウモリについての説明が電光掲示板で紹介されていました。

コウモリ穴 コウモリ穴

洞窟の内部は溶岩ドーム、縄状溶岩、溶岩棚など、溶岩洞穴特有の形状が見られます。

コウモリ穴 コウモリ穴

ここは「巨人の足跡状広場」と名付けられた場所。

天上からの落下した溶岩塊が、下の洞窟に流れ出るのをさえぎっているそうです。

コウモリ穴 コウモリ穴

最深部に行くとコウモリの保護区域として防護柵が設置されており、立入が制限されています。

コウモリ穴 コウモリ穴

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出口近くだろうか?道が二手の別れます。

どちらもまともに歩くどころか、手を床に付いて進まなければならないほど狭い。

そのため、床に手すりが付いているのです。(右下)

このころになるとヘルメットの重要性を痛感します。

コウモリ穴 コウモリ穴

やっと出口が見えてきました。

身長が高い私にここはしんどい。

たぶん2度目の訪問はないでしょう・・・

コウモリ穴 コウモリ穴


 コウモリ関連グッズとコウモリギャラリー

発券所の裏側が御土産物売り場。

富士山に関連した商品やコウモリTシャツやコウモリキャップ等が販売されています。

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ここは、青木ヶ原樹海を自然を満喫できる「富士河口湖町公認ネイチャーガイドツアー」の拠点になっています。

この日も一組いましたよ。

コウモリ穴 コウモリ穴

建物の左側が奥のほうまでギャラリーになっています。

世界のコウモリやコウモリ穴の歴史、ここに生息しているコウモリ等が紹介されています。

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下の写真がここで確認されたコウモリ。

2011年から1年間位の調査で大きな群れを確認したみたいです。

コウモリ穴 コウモリ穴

奥に行くとバットマンのポスターが展示されていました。

たしかにこれもコウモリ関連ですね。

コウモリ穴 コウモリ穴

「富士砂防コーナー」という部屋ありました。

ここでは富士山の基礎知識など、富士山のことを全て紹介しています。

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入口には記念写真を撮る顔ハメ・・・ではなく「姿ハメ」それとも「枠ハメ」かな!?

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