本気に田舎暮らし

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田舎暮らしについて

田舎暮らしブーム

2015-03-26T11:21:39+09:00 2015/03/26

田舎暮らしが注目されている

各地の自治体が人口の流失を食い止めようと、様々な移住支援策を打ち出してもうだいぶ経つと思います。安い家賃で家や田畑を貸したり、子供がいる家庭には補助金を出したり、仕事の斡旋も行っているようなところもあると思います。
自治体以外ではNPOや移住支援を有料で行っている会社なども現れました。
それらの効果は各地で実を結び、多くの移住者が田舎暮らしを実現したと思います。

その人たちがテレビや雑誌などのメディアや、自治体のHP等で紹介されるようになり、今では専門の問い合わせ・相談窓口を設けている自治体は少なくありません。
今やブームというものではなく、団塊の世代の人たちや定年退職をした人たちにとってはセカンドライフを楽しむ際の選択肢でもあり、多様な価値観を持つ現代の若い世代の人たちにもそれなりに受け入れられているのだと思います。

田舎暮らしをテーマにした番組

田舎の暮らしや田舎に移住した人たちを取り上げた番組は、一定の層に安定した支持を受けているのかかなり多く見られるようになりました。例えば下記のような番組です。

「田舎に泊まろう」

田舎に泊まろうという番組は、2003年4月6日から2010年3月28日までテレビ東京系列で放映された番組です。毎週日曜の19:00から20:00というゴールデンタイムで放映されていました。
歌手や役者、お笑いタレントなどの芸能人が、行き先を知られされず田舎に連れて行かれ、その地で一泊してその家庭とのふれあいや、お手伝いをするという、いままでにない斬新な内容の番組です。
そのせいか、かなりの視聴率を得た番組です。田舎暮らしが本格的に注目されたのは、この番組からと言ってもいいかもしれません。
現在は、日曜ビッグバラエティとして単発特番で正月などに放映されています。
詳細については、「田舎に泊まろう」のページでご確認ください。

「DASH村」

DASH村は、日本テレビ系列で放映されている「ザ・鉄腕ダッシュ」の中の一つのコーナーです。どこで取材しているかは知らされていませんでしたが、福島県の山間部の津島地区であることが後に公表されています。
TOKIOのメンバーが日本地図に「DASH]という村を載せるということをコンセプトにスタートした番組で、山間に土地をと空き家を借り、そこで農業や 家畜の飼育、漁業、郷土料理の作成、民家の再生、など地域の協力者の力を借りて田舎暮らしを実践していきました。
詳細については、「DASH村」のページでご確認ください。

「1億人の大質問!?笑ってこらえて」

1億人の大質問!?笑ってこらえては、日本テレビ系列で1996年3月からスタートしたバラエティ番組です。所ジョージが司会を務めるこの番組は毎週水曜 日19:56から20:54の間に放送されています。この番組内の1コーナーに「日本列島ダーツの旅」があり、田舎に出向き、地域の人の暮らしや郷土料 理、人とのふれあいをおもしろおかしく伝えています。
編集はされているでしょうけど、毎回面白いキャラクターが登場してお茶の間を沸かせています。
詳細については、「1億人の大質問!?笑ってこらえて」のページでご確認ください。

「鶴瓶の家族に乾杯」

鶴瓶の家族に乾杯は、NHKで毎週月曜日20:00~20:43、日曜日13:05~13:48分まで放送されているバラエティ番組です。落語家でもある タレントの笑福亭鶴瓶がメイン出演者で、日本各地を旅して地域の人とのふれあいを伝えています。
ぶっつけ本番の旅番組のわりには、笑福亭鶴瓶の人柄のせいか、地域の人とのつながりが不自然な感じがせず、なんとなく心温まる番組になっています。
詳細については、「鶴瓶の家族に乾杯」のページでご確認ください。

「人生の楽園」

人生の楽園は、テレビ朝日系列で2006年から放送されている、田舎暮らしに成功された方のドキュメンタリー番組です。田舎暮らしをしている方たちは、 50歳以上の夫婦でIターンやUターンで田舎に移住して、農業や漁業、商売、などを営み自分なりのセカンドライフを実現しています。
楽園の案内人として出演しているのは「西田敏行」とナレーターの「菊池桃子」。過去のナレーターには、「いかりや長介」や「伊藤蘭」などがいました。
西田敏行の人柄が田舎の原風景と暮らしにマッチして、ほのぼのとした番組に仕上がっています。
まさに、田舎暮らし希望者には必見の番組といっても良いでしょう。
詳細については、「人生の楽園」のページでご確認ください。

「さわやか自然百系」

さわやか自然百系は、NHKで1998年4月から放送されている番組です。
特に田舎暮らしが取り上げられているわけではありませんが、日本各地の自然や風景が簡潔にまとめられている自然紀行番組です。
15分程度の短い番組ですが、とにかく日本各地の風景・景色・動植物が一般的な観光名所とは違う角度からみごとに映し出されています。
詳細については、「さわやか自然百系」のページでご確認ください。

「痛快!ビッグダディ」

痛快!ビッグダディとは、テレビ朝日系列で特番として放送された、林下一家という大家族を長期取材したドキュメンタリー番組です。この番組タイトルに なる前は「大家族スペシャル」として何回は放送されたようですが、2007年6月からは「痛快!ビッグダディ」として放送されています。
特に田舎暮らしに特化した番組ではないのですが、大家族が奄美大島や小豆島で暮らす様子が田舎暮らしとリンクしています。
特に、移住地を選択する際は各地の移住支援情報を調べ、関係自治体に問い合わせながら定住地を決めていますから、まさに田舎に移住しようとしている人たち と同じ行動です。移住後の地域の人たちとのふれあいや自給自足の生活もある程度参考になる番組でした。
詳細については、「痛快!ビッグダディ」のページでご確認ください。

上記の中で「痛快!ビッグダディ」は放送を終えています。「田舎に泊まろう」は今では特番でしか放送されていませんが、この2本は相当の視聴率を得たと思います。・・・特に「田舎に泊まろう」はいきなり夜に他人の家に押しかけ「泊めてくれ」とお願いするわけですから、普通なら警察に通報されても仕方ないような出来事です。放送はされませんでしたが、いくら田舎の人は素朴だといっても恐らく、かなり怒られたり迷惑がられたりしたのだと思います。

これらの番組からは、田舎ののどかさや温もりがある人とのふれあい、郷土料理やきれいな風景の中での素朴な暮らしなど、心温まる感じが伝わり田舎に憧れを持った人も多いかと思います。
ただ、田舎暮らしの不便さやお金を稼ぐ大変さ、自然の過酷さ、などは多くは伝えられていませんから、実際に生活してみるとそのギャップに戸惑う人も少なくないと思います。

野菜や果物を作ろうとしても自然被害や鳥獣に荒らされ、思うように行かないなんてことはやってみなればわからないことかも知れません。
漁師になろうと田舎に移住したけど、現実の厳しさを知り断念したなんて話はだいぶ聞きました。何をやるにしても、いいことばかりではないのは当たり前で、 予定通りにならないことのほうが多いかもしれませんが、それでも、田舎暮らしが取り上げられることにより、多くの人に興味を与えたという点では、これらの テレビ番組はだいぶ貢献しているのだと思います。

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各地で移住支援がされている

以前に比べかなりの自治体で「移住支援・定住支援制度」を行っています。
自治体により支援事業の呼び名は変わることがありますが、どのような支援がされているのか、その一部を紹介したいと思います。

「住宅支援・宅地取得・住宅家賃助成事業」

定住目的で住宅や土地を購入したとき、その一部を自治体が助成するというもの。改修したしたときにも適用されることが多いようです。ただし、定住期間の縛 りと申請時の年齢制限、加増構成などの制限がある。賃貸助成事業も定住目的で賃貸住宅を利用した場合に、その一部を自治体が補助するというもので、年齢制 限など一定の縛りがあります。
いづれも助成限度額は決められています。

「空き家バンク登録制度」

空き家バンク登録制度とは、地方の空き家物件を有効活用しようとする試み。過疎化に悩む山村、漁村にIターン者などを呼び込もうとする町おこし・村おこしの1政策といえます。
空き家を賃貸し及び売却を希望する所有者から物件の情報を提供してもらい、「空き家バンク」に登録し、その情報を希望する人に提供するというもの。基本的に自治体が行っているので、仲介手数料などは発生しません。

「就農支援制度」

文字通り農業を志す人を支援することを目的に施行された制度の総称。
農業体験を名目にした研修制度の実施や、農業計画の作成についての相談、農業技術の習得、就農へ向けての農地の確保や準備資金お貸付、機会や設備の確保、 等といった準備の進め方とその相談。又、農業を始めてからの定期的な研修会や新しい技術の指導、等、農家を支えるための様々な支援を行う制度です。

「子育て支援制度」

幼稚園・認可保育所の保育料の軽減や不妊治療費等の助成、通学補助、子供の医療費の助成、等が挙げられます。すべてにおいて、年齢制限や子供の人数による制限、助成金の限度額、等は設けられています。
又、これらの助成事業の他にも、悩み相談会や育児指導、等各地でそれぞれの施策が行われています。

「田舎暮らし体験」

各地の特色によって、それこそ様々なものがあります。ほとんどが「○○体験ツアー」と称されるもので、稲刈りや漁業体験、郷土料理を作る体験、古民家に泊 まる体験、薪割り体験、等様々なものが提案されています。この体験ツアーを試すことにより、地域に人を呼び込む窓口になればという目的で行われている、村 おこしの一環だと思います。
又、この体験を機に、人と人の交流が生まれれば、将来において何らかの発展が望めるのではないかと思います。

これらは行政が行っている移住支援ですが、民間でも、土地や住宅の斡旋、下見ツアー、就業支援、などを行っている企業やNPOが各地に出来てきましたので、そちらの方にも一度相談してみるのも良いと思います。
民間が行っている移住支援は有料になるとは思いますが、その分行政ではできないようなサービスを得られることが期待できます。

これらの移住支援は、地方の過疎化に歯止めをかえるために行われているのが原則ですから、それに頼ったり、当てにするという気持ちが出るのは仕方ないこと だと思います。しかし、あくまで自身で行動して上手く利用する、という方向に気持ちを切り替えたほうがいいと思います。
行政が行っているのは、あくまで定住を促進するために行っている支援ですから、「自分は客さんだから・・・」という気持ちはいつまでも持たないほうがいいと思います。
そうでなければ、何時までも観光気分の延長が抜けませんし、本当の意味で地域に溶け込んで行けないと思います。
どのみち、移住してからはその地の人と同じ条件で生活していかなければならないのですから・・・

-田舎暮らしについて

仕事・住まい・生活。

生半可な気持で田舎に行っても、失敗してしまうことが少なくありません。

失敗することのほうが多いといっても過言ではありません。

田舎で移住するには、なによりも情報の収集が重要なのです。

なかには信じられないほどお得な移住支援が実施されている自治体もあります。

そこで、UIターン・移住・定住支援・シングルマザーの移住・定住総合支援、ハローワークの求人情報などを収集し、しっかりと準備を行いましょう。

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